林眞須美は冤罪! 毒カレー事件の真犯人はこいつだ! 死刑囚取材人・片岡健インタビュ―! 殺人犯は目が綺麗、低身長、トイレ汚いの真相も
■凶悪事件の犯罪者は背が低い!?
——殺人犯の外見的な特徴というもので共通することってありますか?
片岡 背が低い人が多いですね。平均よりも小さいと思いますし、女性も小柄です。筧千佐子は70代と高齢で背が縮んでいるのもあるかもしれませんが、上田美由紀は150cmぐらいですね。
——「世間を騒がせた男性の犯罪者は170cm未満が多い」という情報をネットで目にしたことがあります。
片岡 たとえば、秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大は167cm、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤は166cmと平均よりも低いです。パリ人肉事件の佐川一政にいたっては、150cmと小人です。
——どうしてでしょうか?
片岡 やっぱり気が弱くて腕っぷしに自信がない人のほうが多いからじゃないんでしょうか。例えば、他人の家にどろぼうに入る時に不安だから刃物とか持って入っていったりするじゃないですか。それで、見つかって騒がれて焦って刺したりするんです。
——じゃあ、弱そうに見える低身長の人は、犯罪にも巻き込まれやすい?
片岡 あるかもしれないですね。背が高くて体が大きくて強そうな人はあまり巻き込まれないんじゃないでしょうか。
——アメリカの凶悪犯罪者は2メートル近い大男も多いんですがね。
片岡 長崎ストーカー殺人事件の筒井郷太は185cmぐらいあるような大男でしたね。面会室がちょっと狭いなと感じるぐらい。僕が会った死刑囚の中で背が高いと感じたのは彼ぐらいですよね。
——つまり、恐怖で殺してしまうことが多いんでしょうね。
片岡 そうですね。本書のなかで精神的に追い詰められて殺してしまったというのは高柳和也ぐらいです。が、死刑囚たちを全般的にみれば、そういうパターンは多いです。
■殺人犯のトイレは汚い
——殺人犯の家のトイレは汚いと言われていますがいかがでしょうか?
片岡 実際に見たことはないけれど、上田美由紀と高柳和也の家は汲み取り便所だったというのはあります。
——ぼっとん便所って、今どきそんな家があるんですね。
片岡 それは、単純に貧乏だったという理由だと思うんですけれども。上田は、鳥取の郊外にある周りが畑だらけの平屋建てのアパートに住んでいました。高柳の家は2階建てでしたがかなりボロかったですね。僕が訪ねた時はもう家の建物は取り壊され、更地になっていましたが、新聞や雑誌に出ていた家の写真を見たらトタンを張って、ツギハギの掘っ立て小屋みたいな感じでした。
——じゃあ殺人犯は総じて貧乏だった印象ですかね。
片岡 貧乏な人は多いと思いますね。
でも、上田は男から金を一千万円というレベルでだまし取って散財していましたから、貧乏というわけではない。
だけど、ユニクロを大量に買うとかいう変な金の使い方をしていたと聞きます。だから、彼女も本当の贅沢を知っているわけではないんですよね……。
(取材・文=白神じゅりこ)
片岡健(かたおか・けん)
1971年生まれ。大学卒業後、編集プロダクションなどを経て、フリーのライターに。現在は全国各地で新旧様々な事件を取材している。広島市在住。編著に「絶望の牢獄から無実を叫ぶ ―冤罪死刑囚八人の書画集―」(鹿砦社)。最近会ったその他の主な死刑囚(含む未決)に、土屋和也(前橋高齢者3人殺傷事件)、山田浩二(寝屋川中1男女殺害事件)、西口宗宏(堺市資産家連続殺害事件)など。
★白神じゅりこ
オカルト作家・コラムニスト・ライター。ジャンルを問わず幅広く執筆。ジャンルを問わず幅広く執筆。世の中の不思議を独自の視点で探求し続けている
・ ブログ「滅亡日誌」
・ Deep Red ホラーチャンネル番組『白神じゅりこの「ほんとにあったリアル都市伝説」』
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2024.10.02 20:00心霊林眞須美は冤罪! 毒カレー事件の真犯人はこいつだ! 死刑囚取材人・片岡健インタビュ―! 殺人犯は目が綺麗、低身長、トイレ汚いの真相ものページです。白神じゅりこ、死刑囚、冤罪、風間博子、片岡健、林眞須美などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで