「売春は麻疹のようなもの」立ちんぼ女子高生、実の兄に指を挿れられ… JKに広がる“売春感染”を取材! 『裏オプ』著者インタビュー
高木 17年のJKビジネス条例前の15、16年がJKビジネスが一番荒れていた時期です。店舗型で闇営業している現役女子高生のいる店が新宿や池袋などにあって、そういう店では大麻が蔓延していると聞きましたね。覚醒剤は聞かなかったです。
睡眠薬をやっているコもたまにいました。過去にリストカット歴があるメンヘラ系ですね。でも、本書の12人中1、2人ですね。
――暴力団が女のコを集めていたりとか、ダークな話はないんですか?
高木 裏の組織とつながっているJKビジネスは皆無に等しいです。摘発された店が資金を暴力団関係者から提供されていたケースが1軒だけありました。それ以外は風俗の業者か、元ホストやスカウト、そして真性の女子高生マニアが経営者です。裏社会とのつながりがあまりない業界ですね。
――ここに出てきた12人のその後はどうなりましたか?
高木 正直、追えていないです。まだ1年ほどしか経っていないので、続けているんでしょうね。就職しているコもいるとは思いますが。
将来を予想すると、年をとっても風俗に流れるコはいるでしょう。JKビジネスで稼いで、社会に戻って、また風俗に戻ってくる。風俗で働くことは、僕はある意味で更生していると思うんです。「裏オプ」よりは風俗で、本番をせずに真面目に稼ぐほうがマシです。違法なことではなく、社会に組み込まれてみて「お金を稼ぐことは大変」というのを彼女たちに知ってほしいですね。まともな仕事に就くべきとか、そういうことはまったく思っていません。
■売春は麻疹のようなもの!?
――なるほど。では核心に迫りますが、高木さんにとって本書は「JKビジネスという社会問題」の提起なんですか? それともありのままのルポルタージュを目指しましたか?
高木 JKビジネスや児童買春を社会問題として扱っているNPOなどの支援団体に、もっと実態を知ってもらいたいと思って書きましたね。女子高生の考えを理解しないまま支援や犯罪防止を行おうとしても、無理なんじゃないかと思います。
例えば、交通事故における自動車と自転車の過失割合みたいなもので、どんな場合でも車=大人の側がペナルティを科される。ただ、それだけだと女子高生に売春をやめさせるのか、そもそも売春という行為を世の中からなくしたいのか、問題がわからなくなる。それとも、もしかして支援団体は自分たちの食い扶持として活動しているのかもしれない。
今回、本書に載せている彼女たちは仮名ですが、全員が実在していて写真もあります。支援団体は、「月に何百通も彼女たちから助けてほしいとメールが来る」とアピールするけど、本当ですかと聞きたいぐらいです。実態が見えているのか、疑わしい。少なくとも僕は自分で取材をして、見たものをこの本で提示しています。
――なぜ高木さんは「JKビジネス」をテーマに選んだのでしょう?
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