【未解決事件】 ググっても出ない“立川市の老女全裸殺人事件”を事件記者が暴露!
【未解決事件】 ググっても出ない“立川市の老女全裸殺人事件”を事件記者が暴露!「八王子スーパーナンペイ事件」と関連か?
東京郊外の街で起きた独居老人の死が世間の耳目を集めなかったのも無理はないかもしれない。この年、東京はカルト教団が引き起こした未曾有のテロ事件の災禍に見舞われ、警視庁は、その後も次々と明らかになった教団による凶行の捜査に忙殺されていた。
オウム事件である。
3月には13人が死亡し、約6000人が重軽傷を負った地下鉄サリン事件が勃発し、5月には麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(2018年、刑執行)が逮捕された。
未解決事件が起きた7月はオウム事件捜査の真っ最中で、9月にはオウムの最初期の犠牲者となった坂本堤弁護士一家の遺体が発見されている。
事件との直接的な関連はないが、平成史に刻まれた大事件の裏で、この時期、社会構造を変える変動期を迎えてもいた。
中曽根康弘政権下の1983年に始まった「留学生10万人計画」によって受け入れ条件が大幅に緩和されたことで、海外留学生の数が急増していた時期でもあったのだ。
特に目立ったのが中国・台湾の中華圏からの留学生。
1990年に約14万人だった在日中国人・台湾人の人口は増加の一途をたどり、95年には約21万人に倍増。「失われた20年」と呼ばれる大不況のとば口にあり、バブルの残滓が残る日本を目指して海を渡った彼らの中には、学問とは別の目的を持ってやってくる者も少なからずいた。
当時、現場の最前線で外国人犯罪の捜査に当たった警視庁の元捜査員はこう振り返る。
「中国・台湾からの留学生が増えたのと歩調を合わせるように、外国人犯罪も倍々ゲームで増え続けていた。日本語学校に通う就学生や大学・専門学校への留学生として来日した者の中には犯罪に手を染める者も少なくなかった」
実際、在日中国・台湾人が絡む刑法犯は1990年の1288人から2919人に倍増し、事件数は1841件から7828件に激増していた。
事件からわずか20日あまりの7月30日、現場の立川市から中央線で約10分の距離にある八王子市のスーパー「ナンペイ」では、アルバイトの女子高生ら3人が射殺される強盗殺人事件が発生している。短絡的に二つの事件を結びつけることはできないが、近接した場所で今も未解決のままとなっているコールドケースが連続して勃発したのは、日本を取り巻く治安環境が劇的に変化していたことの証左であることは間違いないだろう。
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2024.10.02 20:00心霊【未解決事件】 ググっても出ない“立川市の老女全裸殺人事件”を事件記者が暴露!「八王子スーパーナンペイ事件」と関連か?のページです。八王子、KYAN岬、スーパーナンペイなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで