胸が“とめどなく巨大化する”奇病にかかった女性
胸が“とめどなく巨大化する”奇病にかかった女性がヤバすぎる! 原因完全不明、「爆乳化」どんどん加速して歩行困難も
46歳のタイ人女性の胸が謎の巨大化を遂げていると「Oddity Central」(6月18日付)が報じている。
・「Mysterious Condition Causes Middle-Aged Woman’s Breasts to Grow Uncontrollably」(Oddity Central)
男性であれ女性であれ、大きな胸に憧れを持つ人は多い。カップ数が代名詞のようになっているグラビアアイドルは数知れず、豊胸手術を希望する女性は後を絶たない。巨乳は良いものとして扱われがちだが、やはり大きすぎると問題だ。
タイ・ピッサヌローク県に住むラム・プライさんは、片方だけでサッカーボール2つ分はあろうかという巨大な乳房を持つが、この巨大すぎる胸はプライさんにとっては悪夢でしかない。これほど大きな胸となると体への負担も相当なものなのだ。

プライさんは豊満を通り越して巨大化してしまった胸の重さで、首と背中を痛めてしまい、今は乳房を布で支え、杖をつかなければ歩けないほどの状態になってしまっている。
プライさんの胸が成長し始めたのは今から3年前。それから少しずつ成長を遂げてきたが、ここ9か月は異常なスピードで巨大化したという。これまでにいくつも病院で診察を受けたものの、悪性腫瘍(がん)ではないということ以外、何も分かっていないそうだ。現在も地元のプッタチンナラート病院で原因を探っている最中だという。

プライさんは年齢的にその可能性は低いが、「巨乳症」こと「乳腺肥大症」という珍しい病気が存在する。
女性の胸は一般的に思春期頃に膨らみ始めるが、巨乳症はその膨らみが異常な速さで進んだり、大きくなりすぎる病気のことをいう。さまざまな定義があるが、医師は乳房が0.6~2.5キロ以上の重さになると巨乳症と診断するとされている。ちなみに初めて巨乳症が発見されたのは1648年。意外と古くから確認されている病気である。
巨乳症は、「エストロゲン」など特定の女性ホルモンが過剰な感受性を持っていることが原因で発症する。もともと西洋人に多く見られたのだが、食文化の変化によって東洋人にも発症するケースが増えているそうだ。2009年7月には、中国で16歳の女子が巨乳病を発症。左乳房1,200グラム、右乳房1,250グラムを摘出する縮胸手術を行ったことがニュースとなった。また、2010年には12歳でバストが105センチに成長した少女も縮胸手術を行っている。これらの縮胸術には、乳房の全摘出と、乳頭、乳暈などの乳腺組織を残したまま摘出する2つの方法があるそうだ。
一刻も早くプライさんの奇病の原因が特定され、平穏な生活に戻れることを心から願いたい。
参考:「Oddity Central」、ほか
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