コンゴでエボラ患者が爆発的に増加、世界的に流行の可能性も? 史上2番目に最悪の事態、研究者も「想定外」!!
2019.07.16 18:00
アフリカでエボラ出血熱の大流行が再び懸念されている。今月15日にはWHOがコンゴの大都市での感染者発生を報告し、専門家も「予想外の拡大」と驚く事態になっており、世界的危機として不安が高まっている。
アフリカ中部に位置するコンゴ共和国では、昨年8月以来、すでに2000人以上がエボラに感染し、1665人が亡くなる非常事態となっている。これは2014年の大流行に次ぐ史上2番目の。そして今月14日、北キブ州の州都ゴマでも感染者が確認された。ゴマは人口100万人の大都市で、これまで患者が発生した町の中で最大の都市である。
この感染者は男性で、多数の感染者が発生しているブテンボからバスでゴマに到着したばかりだった。この男性は牧師で、ブテンボの教会で感染者を含む信者と触れ合って感染したものとみられている。
幸いなことに、バスに乗り合わせた人々はすでに特定されており、乗客らと運転手にはワクチン接種が行われるという。現地当局は「ゴマで感染が広がるリスクは低い」との見通しを発表している。しかしながら、現地でエボラ対策に当たっている医療関係者らは「予想外の拡大」と警戒を強めている。ゴマは隣国ルワンダとの国境にも近く、さらに大規模な流行のきっかけにもなりかねないからだ。
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