コンゴでエボラ患者が爆発的に増加、世界的に流行の可能性も? 史上2番目に最悪の事態、研究者も「想定外」!!
だが、WHOなどによる現地での取り組みは、病気とは別の困難にも直面している。詳細は不明な点も多いが、今年1月以降だけで198回もの襲撃を受けているといい、襲われた医療従事者や患者のうち7人が死亡、58人が負傷しているという。エボラが発生している北キブ州は武装勢力の力が強い上、住民も政府や外国人の医療関係者をあまり信用していないのだ。現地では今週末も2人のエボラ対策活動家が殺害されたという。
コンゴでのエボラ発生は過去40年間で10回目に当たり、大流行を恐れてアフリカ各国が事態の推移を見守っている。2014~16年には西アフリカでエボラが大流行し、11,300人もの人々が命を落としたばかりである。WHOもこの事態を注視しており、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言するべきか検討を続けているようだ。
これまでにPHEICが宣言されたのは、2014年の西アフリカでのエボラ流行を含めて4回だけだ。コンゴではすでに16万人にワクチンが接種されており、襲撃が続く中で感染拡大を防ごうと必死の取り組みが続けられている。この努力が実り、アフリカ、果ては世界規模での大流行が起こらないことを祈りたい。
参考:「WHO」「Daily Mail」ほか
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2024.10.02 20:00心霊コンゴでエボラ患者が爆発的に増加、世界的に流行の可能性も? 史上2番目に最悪の事態、研究者も「想定外」!!のページです。エボラ出血熱、感染症、アウトブレイク、コンゴ共和国などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで