さおだけ屋はなぜ潰れないのか、裏社会編! 関東の“竿竹ヤクザ”にインタビュー、酷い実態を暴露!

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 2005年に光文社から発売された『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~』は、会計士である山田真哉から見たさおだけ屋の理論の書籍が発売され話題を呼んだ。

 トカナでは、この本のように数字や理論から迫った竿竹屋では無く、竿竹屋を未だにシノギ(主に暴力団関係の団体・人物が収入を得るために使う手段)としているある人間に接触し、その驚くべき内情を取材することに成功した。もちろんこれは我々が取材した一部の竿竹屋についてであり、竿竹屋業界全体を示すものではない。だが、暴力団が絡む竿竹屋が、関東に存在していることは事実で、我々が取材した竿竹屋は、関東周辺の某県警からマークされている。

 筆者とこの竿竹屋を繋いだのは長年取材を協力してくれている人間(以下Z)だ。我々は、Zに案内され、竿竹屋さん(以後X)との接触に成功。これまでの経歴などを訪ねた。

ー経歴は?
X「私は元々暴力団組員です。今から30年前に足を洗ってカタギになったんですけど、や
はり暴力団時代に味わったおいしいシノギには飛びついちゃんですよね。それで始めたの
が竿竹屋です」

―それを始めたのは何年前か?
X「20年以上前ですね」

―他の職業の選択肢は無かったのか?
X「色々ありましたよ。だけど資本がかからない他のいいシノギはすでにほかの人間が飛びついてましたから。竿竹屋にしました」

―竿竹の仕入れやトラックの手配などお金が掛かったのでは?
X「掛かりません」

―それはなぜですか?
X「トラックは私の知り合いの会社で金利が高めの自動車ローンを組んで、インセンティブを頂いていますね。竿竹は買い取りにさせています。当然、その竿竹にも私の儲けを乗せています」

―ベストセラーになった“さおだけ屋はなぜ潰れないのか”では、数字の“からくり”とさおだけ販売に便乗して物干しの修理まで請け負ったり、色々無駄が出ないから潰れないという理論だったと思いますが、それは当てはまりますか?
X「その本は知らないけど、“さおだけ1本500円”とか地方に行けばやっていますよね。でもそれじゃ儲けは出ないですよ。だからうちは20センチ500円。今はネットで2000円も出せばきれいなアルミの物干し竿が買えますけど、「そんなのは耐久性が無いからダメ」とか説得しながら切り始めちゃえば、2メートルで5000円の竿竹が売れちゃうんですよね」

―詐欺ですよね
X「この件で訴えられたことはありませんね。大体さおだけを買う世帯は老人の世帯が多いので、時間を掛けて話をすれば皆さん納得なさります。売り子も老人を雇っていますので、騙されたとは思わないんでしょうね」

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