奇習！ 村人全員が穴兄弟＆竿姉妹、産めよ殖やせよ大歓迎！ 東北地方に実在した“夫婦交歓”の風習

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　詳細については不明ながらも、「かなり古い時代からあった」（田中さん）という、当地の“夫婦交歓”の週間。とはいえ、明確なルールがあるわけでもなく、気になる相手に声をかけ、先方が快諾すればセックスするという、極めてシンプルな内容なのだという。

「そういう話なもんだから、それこそ野良作業の合間に、そこいらでイタしちゃう連中だって当たり前のようにいるわけでね。それこそよその土地の人がたまたま見かけたりなんかしたらね、腰抜かすと思うよ（笑）」

　無論、こうした行為が常態的に行われていることで、誰が親ともわからぬ子供が生まれたりといった弊害が少なからずあるようだが、こうした点についても当地の人々は「昔はそれこそ産めよ殖やせよだからね。大歓迎だったんだよ（苦笑）」（田中さん）と、ある意味、おおらかに捉え、特にトラブルになるようなことはなかったのだという。傍目に見れば「奇習」でしかない当地の“夫婦交歓”の習慣。少なくとも当地の人々にとっては、人間の持つ欲望に基づいた、ごくごく自然なものであったのかもしれない。

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文・取材＝戸叶和男

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