荒川の違法釣り師老人集団「羽根倉会」元幹部に接触成功! 「普通のジジイたちが金属バットで…」驚きの内情を暴露!
——羽根倉会は解散していると聞いたのですが。
「20年以上続いたかな。ここらで一番歴史のある会なんだけどな、みんな年を取ってるし、それにおたくらマスコミが悪の権化みたいに騒ぐから嫌になってみんな他の釣りグループを作ったよ」
——解散では無く新たなグループとして分散したのか?
「グループは羽根倉会だけでは無いからね。荒川愛好会とか秋ヶ瀬会、野武士会とかいっぱいあるよ。この河川敷には」
——それらのグループに入るのにはどうしたらいいのか?
「まず俺たちと顔なじみにならないと駄目だな。そこからこいつは信用出来るのか、口を割らないのかとか色々人間味を見ないと。テレビのインタビューとか河川事務所とかの手入れがあるだろ。その時の組織を全部言っちゃう奴もいるんだよ。前にどこかのテレビに羽根倉会は会員20人なんて答えた奴はすぐに出入り禁止にしたよ。羽根倉会はそんな少ない人数じゃ無かったからな。最盛期で100人はいたから」
——会費は取っていたのか?
「役職によって変わるけど俺たち幹部は毎月500円。下の人間は200円からスタートだったかな」
——下の方が安いんですね。
「その代わり特権が付いてないから。俺たち幹部は釣り台でも一番いい場所を使える。若い奴らがやっていても、俺たちが来るとその場所譲らなくてはいけない。そんな上下関係があったんだよ」
話を聞いた羽根倉会元幹部の年齢は80才を超えている。役所を定年退職して、元々趣味であった釣りを通じて羽根倉会のメンバーと仲良くなり、現場を仕切る役割をしていたという。
「夜とか、他の会の奴らがうちの釣り台の材料を盗んでいったり、釣り場を荒らして行ったり、色々事件もあったけど、今は落ち着いて1人で釣りをやるのがいいかな。たまに羽根倉会にいた人ですよね、とか声を掛けられるけど、人違いだよと答えているよ」
取材中はどこにでもいる大人しい老人という風情であったが、実際に彼らのやっていたことは法に違反している犯罪行為だ。何事にもマナーが必要だが、その前に法律は厳守しないといけないのである。
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