奇習! 売春の“闇営業”に加担した者に科された厳しい処罰! 村全体に響きわたる「カン! カーン」という音は…=近畿地方
そもそも集落ごとに世話役を決め、一定のルールに基づく形で行っているという点から、歴代の統治者たちに目こぼしをしてもらっていたという、当地の売春稼業。しかしそうした暗黙のルールを無視する形で、勝手な商いをする人間が現れると、それは即座に、集落全体の問題とされることから、当地の人々は、厳しい相互監視と、罰を設けることで、落伍者を出さぬようにに、懸命な努力を重ねてきたのだという。しかし、集落単位で収める高額な上納金などの問題から、離脱者が出ることもしばしばで、そうした場合に彼らは、“同朋”である近隣の人々から、惨い仕打ちを受けることになったのだそうだ。
「(村のルールを)破った人間はね、棒切れで殴られて、半殺しの目に遭うんです。けど、それだって、生木じゃない。炭にした木ですからね。やってみりゃわかると思いますけれども、これがまた痛いんですよ。打ちどころによっちゃ、骨に当たって、カン! カーンって音が、それこそ村全体に聞こえるほど。大抵、そういうの(※処罰)はね、このあたりではね、世話役になってる家がやるということが決められていたんですけれども、カン! カーンって音を聞くたびに、私も幼心に“ああ、またそういう人が出たんだな”って思っていたものですよ」
一連の闇営業問題においては、当初、若手芸人たちはもちろんのこと、宮迫博之(雨上がり決死隊)や田村亮(ロンドンブーツ1号2号)といった中堅どころ以上の顔触れまでもが、世人による厳しい批判に晒され、結果として「公開処刑」ともいうべき事態へと発展し、様々な物議を醸すこととなった。やはり、いつの時代も、所属母体全体の意向を無視し、勝手気ままな形でコッソリと富を得ようとする人間に対しては、あまりに厳しすぎる罰が下されるものなのかもしれない。
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2024.10.02 20:00心霊奇習! 売春の“闇営業”に加担した者に科された厳しい処罰! 村全体に響きわたる「カン! カーン」という音は…=近畿地方のページです。近畿地方、奇習、売春、日本奇習紀行、私刑、闇営業などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで