歩行中の宇宙人が車に轢かれて、UFOが救急搬送しに来たものの死亡! 謎の交通事故が新聞で大ニュースに!
1950年代、UFOやエイリアンの目撃証言が多発し、世の人々がその存在を認知し始めた頃、米ジョージア州で見慣れない猿のような生物が車にはねられて死ぬという事件が起きた。事故を起こした車に乗っていた若者たちは、その生物の仲間が空飛ぶ円盤に乗って飛び去ったと証言し、この事件は一躍大注目されることとなった。いわゆる「火星の猿(Martian Monkey)」事件の始まりである。
・They claimed they’d hit a creature from outer space on a Georgia highway. (Washington Post)
1953年7月8日の夜11時過ぎ、米アトランタ西部のハイウェイを走っていた車の前に、突然小さな人影が現れた。ドライバーは急ブレーキをかけたものの間に合わず、車には何かがぶつかった音と衝撃が走った。
急停車した車の前には、さらに2つの小さな人影があった。それは事故に驚いたのか走って逃げて行ったが、その先にあったのは道路のど真ん中に鎮座した赤い円盤であった。小さな人影が乗り込むと、その円盤は浮き上がって空へと飛び立ち、青い色に変化して宇宙へと消えて行ったという。
車に乗っていた3人の若者が恐る恐る車から降りると、道路には円盤の着陸跡が残っていて、見たことのない生物の死体が転がっていた。それは猿のようであったが毛は生えておらず、尻尾もなく、全身緑色をしていた。3人は事故を警察に通報し、「火星の猿が捕まった」という大ニュースはラジオ、新聞、テレビに取り上げられてあっという間に広まって行った。
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