「大地が割れ始めた」想定外の地震で原発崩壊の危機! 日仏仲良く滅亡へまっしぐら!

関連キーワード:

,

,

,

,

「大地が割れ始めた」想定外の地震で原発崩壊の危機! 日仏仲良く滅亡へまっしぐら!の画像3
イメージ画像:「Getty Images」

■原発の多さは、本気でヤバいぞ!

 もう一つの懸念点は、同国には原発が非常に多いことだ。日本国内の原発は全54基だが、フランスには19カ所に58基の原発がある。実は今回の震源から西へ約6kmという近場にクリュアス原子力発電所が位置しており、規模によっては大惨事となっていた可能性もあったのだ。

 原発といえば、さぞかし厳しい耐震基準のもとで建設されているのだろうと誰もが思うだろうが、実はそうでもない。フランスの原発の耐震基準は、その地域で過去に起きた地震の最大マグニチュードに0.5を加算した規模まで耐えられるように設計されている。クリュアス原発では、1873年に起きたM4.7の地震に0.5をプラスしたM5.2が耐震規準となっていた。

「大地が割れ始めた」想定外の地震で原発崩壊の危機! 日仏仲良く滅亡へまっしぐら!の画像4
クリュアス原発周辺で過去に起きたM5超の地震

 ところが、前述した1900年以降にフランスで起きた地震(M5超)の震源マップを見ると、1959年にM5.5と、クリュアス原発の耐震基準を超える地震が起きていた。今後は耐震基準の見直しを迫られるようになるかもしれないが、想定外の地震が起きてから耐震基準を見直すようではイタチごっこである。原発の安全性という本質的な課題の解決にはならないのではないだろうか。

■フランスも、日本も、超ヤバい状況だ

 以上のような事例に鑑みて、フランスは地震に対して極めて無防備で危険この上ないと言わざるを得ない。日本人としては愕然とするような条件のもとで建てられているのがフランスの原発なのだ。世界有数の「地震のない国」としてフランスへの移住を考える人々もいるようだが、このような実態を知れば、決して賢明な判断とはいえないことがわかるはずだ。とはいえ、50基以上の原発がある日本も大地震による原発の損傷という大惨事のリスクは変わらない。いや、そもそも内陸でも海洋型でもフランスをはるかに上回るM7~9クラスの地震が頻発し、破局噴火の恐れがある火山まで抱える日本列島には、原発など存在してはならないのだ。

 今回のフランスの地震は、「フランスが“割れ始めた”」というセンセーショナルな見出しで報じた海外メディアも存在するが、「想定外の事態」「原発の多さ」など、日本ともシンクロする要因から、それが決して誇張表現ではないということを肝に銘じ、両国民ともに大震災への備えを決して怠るべきではない。


参考:「クーリエ・ジャポン」、「GEM Global Active Faults」、ほか

文=百瀬直也

百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。Webサイト:百幸.com、ブログ:『探求三昧』note、Twitter: @noya_momose

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

「大地が割れ始めた」想定外の地震で原発崩壊の危機! 日仏仲良く滅亡へまっしぐら!のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル