ダイエットコーラを飲むと体重が増える! 肥満、糖尿病、認知症リスク… 人工甘味料の本当のヤバさとは!?
健康に気をつかっている人が選びがちなのが人工甘味料入りの製品だが、なんとも残念なことにむしろ健康悪化と肥満のリスクが高まるというから厄介だ。
■人工甘味料の習慣的摂取で糖分の摂取量が増える?
生活習慣病が懸念されたり、体重が気になったりした時に意識するのが人工甘味料という選択だろう。カロリーオフのスティックシュガーやダイエットコークなどが筆頭に挙げられるが、人工甘味料が本当に健康問題を解決するのか。最新の研究ではダイエットコークは健康に寄与するどころか、肥満や糖尿病のリスクを高めるというから、皮肉を通り越して恐ろしい話だ。
韓国・キョンサン国立大学、豪・南オーストラリア大学の合同研究チームが2019年11月に「Current Atherosclerosis Report」で発表した研究では、アスパルテームなどの非栄養性甘味料(non-nutritive sweeteners)が血糖コントロールや糖尿病防止に効果があるとするのはきわめて疑問であると報告している。
人々の健康志向を受けて、非栄養性甘味料(低カロリー甘味料)を使った食品はこの20年で子ども向け食品では200%、大人向け食品でも54%増加しているという。しかしこれら非栄養性甘味料が本当に糖尿病(特に2型糖尿病)と肥満を防ぎ、健康にメリットをもたらすのかどうかについては実はよくわかっていない。
そこで研究チームはこれまでに発表された研究論文をレビューし、アメリカ人の成人5158人の7年間におよぶ健康データを追跡して分析した。その結果、非栄養性甘味料を含む人工甘味料を多く摂取している者は、非使用者よりも体重が増えていたのである。
体重増を防ぎ、健康のためによかれと思って人工甘味料を選ぶのだろうが、実は逆効果であったとすれば深刻な健康問題になるだろう。
「人工甘味料の消費者は砂糖の全体的な摂取量を減らしません。彼らは結局、砂糖と低カロリーの甘味料の両方を摂取しており、(人工甘味料を選ぶことで)自分の好きな食べ物に溺れるのだと感じているのかもしれません」と研究チームのピーター・クリフトン教授は語る。
つまり人工甘味料が一種の“免罪符”になって、気兼ねなくほかの甘い食べ物や飲料を口にしてしまうのである。いくらカロリーオフの人工甘味料の飲料を飲んでいても、その“お茶請け”で砂糖や脂肪がたっぷりのスイーツを気兼ねなく食べてしまうとすれば確かにやぶへびである。
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