デブの脳に電気を流す「デブチップ」誕生へ! 食欲の爆発に反応…肥満ダイエットのファイナルソリューション!

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画像は「Mirror」より引用

 一番長生きするのは小太りの人だと俗に言われるが、過度の肥満は死につながる恐れがある。2型糖尿病、循環器疾患、がんなどの原因になり、命を落とすことになりかねない。

 肥満は病気ではないが、治療を要する場合もある。だが、脂肪の蓄積に貢献した長年の食習慣を変えることはそう簡単ではない。そこで、脳にインプラントを埋め込み食欲を喪失させる試みが進められている。

 英紙「Mirror」(8月14日付)によると、米スタンフォード大学の研究者らは、“抑えきれない食欲”を持つ肥満の人の脳にチップを埋め込む実験を開始したという。このチップは反応型神経刺激装置(RNS)と呼ばれるもので、元はてんかん患者の治療のために開発されたものだ。RNSは脳に埋め込まれると脳活動のパターンを記録し、発作の前兆となるような活動を検知すると、弱い電気を脳に流し発作を抑える

 このチップをBMI45を超える肥満の被験者6名の脳に埋め込み、半年かけて脳活動のパターンを記録、食欲が爆発するタイミングをそれから読み取っていくという。その後1年かけて実際に脳に電気を流すことにより食欲が減退するか確かめるそうだ。

 最近、科学ジャーナル「Proceedings of the National Academy of Sciences」に発表された論文では、同じ装置を使いマウスの食欲を抑えることには成功したという。

 ターゲットとなる脳の部位は側坐核と呼ばれる場所だ。米イエール大学のデイナ・スモール医師によると、側坐核は過食や肥満に関係する要素と関係しており、これまでの多くの研究で、側坐核が食べ物に関わる時に活発化することが示されているという。

 今後もし人間でも実験が成功すれば、確実なダイエット法として流行りそうなものだが、研究者らは、普通程度の肥満に使うべきではないと強調している。

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画像は「Mirror」より引用

 ところで、この画期的なシステムにも今後乗り越えるべき困難がある。全ての食べ物に対して食欲が減退してしまうと困るからだ。脂肪が多い料理と健康な料理を識別できるようにならなければならない。また、電気刺激により抑うつや無気力を引き起こす危険性もあるとのことだ。

 確かにそのようなリスクを踏まえれば、安易に手を出すべき治療法ではないだろう。ただ過度の肥満に苦しんでいる人には嬉しいニュースとなりそうだ。

参考:「Mirror」、ほか

編集部

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