“エイリアン発見”競争をリードするのは中国だ! 『三体』作者も断言、最強「天眼」の威力とは!?

 幕が開けた2020年――。これから始まる新たな時代において、地球外生命体発見の日が来るのはもうすぐだともいわれている。そして、その朗報は中国からもたらされる公算が大きいというのだ。

■中国がエイリアンを発見する日

 AI(人工知能)でもスーパーコンピュータの分野でも世界をリードするポジションに上り詰めた中国だが、宇宙探査の分野でも今や確固たる地位を築いている。そして今後、地球外生命体の存在を発見する瞬間に最も近いのが中国であると言われているのだ。

 中国南西部の貴州省にある、世界最大の電波望遠鏡 「500メートル球面電波望遠鏡(FAST)」、またの名を“天眼(Eye of Heaven)”がいよいよ地球外文明の探査に本腰を入れはじめたようだ。

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500メートル球面電波望遠鏡(FAST) 「Universe Today」の記事より

 SF小説『三体(The Three Body Problem)』でヒューゴー賞を受賞した中国のSF作家、劉慈欣(りゅう・じきん)氏は「おそらく明日にでも、私たちは目を覚まし、軌道上に停泊した月ほどの大きさのエイリアンの宇宙船を見つけるでしょう」と地球外文明の発見が近いことを言及している。

 この中国の巨大な電波望遠鏡、FASTは世界第2位の大きさであるプエルトリコのアレシボ天文台の2倍の球面から膨大な量の電波を収集している。量だけでなく、きわめて微弱な電波や遠方からの電波もこれまでにない感度で検知することが可能だ。

 まだその実態がよくわかっていない高速電波バースト(Fast Radio Burstst、FRB)は、宇宙のある方向から突発的に電波が放射される謎の現象なのだが、FASTによる観測によってさらにFRBの解明が進むのではないかと期待されている。

 FAST施設の見学ツアーを体験した劉慈欣氏はエイリアンが電波で通信を行っている可能性を指摘している。

「それが本当に高度な文明であれば、たとえば重力波などのより高度な通信形式を使用することもできるでしょう」(劉慈欣氏)

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劉慈欣氏 「Wall Street Journal」の記事より

 中国が地球外文明を最初に発見すると主張している専門家はまだほかにもいる。「より弱い、より遠くのラジオメッセージを受信できます」と語る中国天文学会会長の呉向平(ウー・ヒャンピン)氏は中国が先進的なエイリアン文明の存在を最初に発見する国になることを力説している。

「FASTは、銀河の外の知的な生命並びに、宇宙の起源を探索するのに一役買います」(呉向平氏)

 FASTの施設から半径5キロメートル以内に町はなく、宇宙からの信号を検知するには理想的な環境であるという。科学者たちはこのFASTは人類の“親戚”からのきわめて弱いメッセージでも敏感に聞きとる“耳”であると説明している。中国がエイリアンを発見する日はもうすぐなのかもしれない。

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