インドの大学医学部で「幽霊学」正式開講! “原因不明の病気”をアーユルヴェーダで… 医学が独自進化の衝撃理由も!
インドの国立大学で単位が取得できる正式のコースとして“幽霊学”が開講しているという。サイエンスの砦である大学で幽霊について学ぶとはいったいどういうことなのか。
■インドの大学で正式に“幽霊学”コースが開設
厄年を迎えて神社で“お祓い”をしてもらうという人は少なくないかもしれないが、実際に罹ってしまった病気の治療目的で神社に行く人は少ないだろう。
だがインドの農村部などでは、今でも身体の不調を治療する目的で魔術師やシャーマンのもとへ向かう人々がまだ少なからずいる。特に精神疾患を患った者は、シャーマンなどを訪ねる傾向にあるという。インドの田舎では精神疾患、特に心身症(psychosomatic disorder)は社会的に不名誉なものであるとされていて、なるべく周囲に知られたくないと考える人が多く、公共の病院には行きにくいからである。
こうした背景もあってのことか、インドの国立大学であるベナレス・ヒンドゥー大学では、病気の治療でシャーマンに頼る人々に訴求すべく、医学部の科目で“幽霊学”のコースをスタートさせている。
インドのウッタル・プラデーシュ州ワーラーナシーにある同大学がこの“幽霊学”コースを設けた主な理由は、心身症の患者には「幽霊に憑かれた」あるいは「身近に幽霊がいる」などといった心霊現象で自分の疾病を説明しようとする者が多いからである。そうした患者をむげに扱うのではなく、インドに古来から伝わる伝統的民間療法である「アーユルヴェーダ療法」に導くことを目的にこのコースが新設されたのだ。
正式な科目名は「Bhoot Vidya」で英語に訳すと「Ghost Studies」になり、まさに“幽霊学”となる。
「“幽霊学”は主に心身症や、よくわからない理由によって引き起こされる病気、心や精神状態の疾患を扱っています」とアーユルヴェーダ学部のヤミニ・ブーシャン・トリパティ学部長は語る。
トリパティ氏は「ゴースト関連の病気を治療するためのアーユルヴェーダ療法」について、医師に教えるコースを同大学が国内で最初に提供したと説明している。
一般的にアーユルヴェーダ療法は、漢方薬、食事療法、マッサージ、呼吸法、その他の運動が含まれる。インドに伝わるアーユルヴェーダ療法は、世界的に最も歴史の古い療法体系の一つで、今もアーユルヴェーダ療法のみで病気を治しているインド人も少なくなく、大部分が現代西洋医学療法と併用しているといわれている。
かといってアーユルヴェーダ療法が決して“悪霊憑き”などの超常現象を好んで扱っているわけではないが、それでも多くの人々にとって西洋医学よりも馴染みやすいものであることは確かであるようだ。
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2024.10.02 20:00心霊インドの大学医学部で「幽霊学」正式開講! “原因不明の病気”をアーユルヴェーダで… 医学が独自進化の衝撃理由も!のページです。幽霊、アーユルヴェーダ、仲田しんじ、民間療法、精神疾患、古代インド、心身症などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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