イラン危機の前兆か、ペルシャ湾上に巨大な“悪魔のツノ”出現! 物理学者も驚愕、不吉な予感しかない!

 ご存じのように、イラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニ司令官が1月3日、イラクの首都バグダッドで米軍のドローン攻撃によって殺害された。

 ソレイマニ司令官はイランで2番目に有力な人物と見なされ、国民は3日間喪に服し、アリ・ハメネイ最高指導者はアメリカに対する激烈な報復攻撃を予告。この直後から「第3次世界大戦」のフレーズがインターネット上を駆け巡ることになった。もしもアメリカとイランの間で本格的な戦争に突入し、イランを支持する中国とロシアもどこかの時点で戦いに加わったとするならば、NATO軍も巻き込んだ世界大戦が現実味を帯びてくるのだ。

 そしてイランは8日、満を持してイラクにある2つの米軍基地を弾道ミサイル十数発で攻撃。被害の実態は不明だが米軍側に死者は出なかったといわれている(その後負傷者がいたことを公表)。

 ここで米軍が反撃に出れば戦いの火蓋が切って落とされることになったのだろうが、米軍基地を攻撃した同日、ウクライナ航空の旅客機がテヘランで墜落するという事故が起きた。事故発生当初はイラン当局は軍による撃墜を否定していたが、周囲で撮影された事故直後のスマホ動画などが次々と出回ったこともあり、11日になって革命防衛隊の地対空ミサイル誤射による撃墜であったことを認めた。

 この乗員乗客176人が全員死亡した旅客機撃墜事件で、当初関与を否定していたイラン当局に国際社会からの激しい非難が集中することになって今日に至っている。これがある意味では功を奏したのか、反撃するオプションもあったかもしれない米軍は手の出しようがなくなり、今のところ第3次世界大戦の可能性はいったんは回避された格好になっていると言えそうだ。

イラン危機の前兆か、ペルシャ湾上に巨大な悪魔のツノ出現! 物理学者も驚愕、不吉な予感しかない!の画像3
「Daily Star」の記事より

 しかし、それでも中東情勢はまだまだ予断を許さない状況であることは間違いない。この先も中東の海と空の“異変”に注意を怠ることはできない。

参考:「Daily Star」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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