「肺にはがん細胞を取り除く不思議な能力がある」大学研究で判明! 肺の潜在能力がヤバイ…禁煙の効果も!
タバコをやめたいと思っている人には朗報だ。禁煙に遅すぎることはないことが最新の研究で報告されている。それは我々の肺が持つ“魔法の力”にあるという。
■禁煙すればすぐに非喫煙者と同レベルの肺に修復される
この4月からは街の飲食店が原則として屋内禁煙になるなど、喫煙に対する規制が今後ますます厳しくなってくることは間違いない。
愛煙家の中には、健康面の不安を抱えつつも今さら禁煙してももう遅いと諦めているケースもありそうだが、どうやらそれは早合点といえそうだ。禁煙に成功しさえすれば、我々の肺が持っている素晴らしい“魔法の力”が開花し、一転して非喫煙経験者と同等に健康になれるというのである。
イギリスのNPO遺伝学研究機関「ウェルカム・サンガー・インスティテュート」とユニバーシティ・カレッジ・ロンドンをはじめとする合同研究チームが2020年1月に「Nature」で発表した研究では、喫煙者、元喫煙者、非喫煙経験者、および子どもの肺を分析して禁煙による健康への影響を検証した。
喫煙習慣が肺がんに直結しているのかどうか、一部ではまだ議論が続いているのだが、それでもタバコの煙に含まれる何千もの化学物質が肺細胞のDNAを破壊して変異させ、がんにつながりやすい性質を帯びてくることは広く知られている。数十年にもわたって喫煙を続けていれば当然ながら遺伝子の変異も進み、もはや引き返せないところまで来てしまっていると考えるのは、ある意味では自然なことだ。
しかし我々の肺が持つ潜在能力を侮ってはならないようだ。長年にわたり喫煙を続けてきたとしても、肺がんの症状が出る前に禁煙に成功できれば、たちまち非喫煙者と同レベルのコンディションに修復されることが今回の研究で明らかになったのだ。
確かに喫煙者の気道から採取した細胞の圧倒的多数は、タバコによって変異しており、最大1万の細胞の遺伝子変異が確認された。研究チームのケイト・ガワーズ博士は「これらは“ミニ時限爆弾”と考えられ、次のきっかけを待ってがんになります」と言及している。つまり肺がんになる準備が整っている状態である。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「肺にはがん細胞を取り除く不思議な能力がある」大学研究で判明! 肺の潜在能力がヤバイ…禁煙の効果も!のページです。健康、タバコ、がん、肺、禁煙、仲田しんじ、喫煙、細胞、煙草などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング17:35更新
- ・植毛手術を受けた男性の頭がヤバすぎる…まるでエイリアン
- ・【ちょっと閲覧注意】体内に「石灰化したサナダムシの卵」数百個
- ・片手が勝手に動く「エイリアンハンド症候群」が怖すぎる
- ・火星に“液体の水”が存在した証拠を発見! キュリオシティが古代の波紋を捉える
- ・木星の8倍の質量を持つ「恒星間訪問者」が太陽系を変えた?
- ・「人間が感じる最も激しい痛み」はアレだった! 男女を超えた共通の苦痛
- ・最恐の未踏峰「カイラス山」の謎! 時の流れと人体に異変?
- ・13歳少女がiPadの使いすぎで死亡!? 衝撃の真実
- ・壊滅的原発事故で出現した“地球上で最も危険な物体”「ゾウの足」
- ・「永遠の命を得るガチ技術TOP3」を発表! 超富裕層が模索