切り裂きジャックの正体、今度こそ判明か!
切り裂きジャックの正体、今度こそ判明か! 9000文字の“犯行日記”…内臓抜き出し&性器メッタ刺しは妻への恨み!?

シリアルキラーの代名詞「切り裂きジャック」。19世紀イギリスのロンドンにて、約2カ月という短期間に、主に中年売春婦が5人、喉を切り裂かれ、内臓を持ち去られるだけでなく、性器・腹部・顔面をめった刺しにされて殺された。その手口から医者や外科医が犯人ではないかと疑われてきたが、事件から132年が経つ今も真犯人は明らかになっていない。
そうしたなか英紙「Daily Star」(3月19日付)が、19世紀にリヴァプールに住んでいた木綿商人ジェームズ・メーブリックが切り裂きジャックかもしれないと改めて報じている。メーブリックは1991年に“犯行日記”が発見されたことで、一時は切り裂きジャックの最有力候補として浮上した人物だ。
同日記はメーブリックの住居だったリヴァプールの郊外エグバースあるバトルクレス・ハウスの床下から電気工事士が発見したもので、その後は金属スクラップ業者が長年隠し持っていた。電気工事士が捏造したものだという話もあったが、これまでに、インクの年代測定も行われており、どの結果も19世紀に使用されていたインクと同じ成分が使用されていることが明らかになっている上、ヒ素中毒だったメーブリックの特徴が極めて正確に書かれており、第三者によって捏造された可能性は低いと見られている。また、警察か切り裂きジャック本人しか知らないはずの未公開情報も書かれていたこともその大きな理由の1つだ。有名映画監督のブルース・ロビンソンは間違いなくメーベリックが本物の切り裂きジャックだと確信しているという。

9000文字からなる同日記には、6人の娼婦の殺害が自供されている。1人はマンチェスター、残る5人は切り裂きジャックの犯行の舞台となったロンドンのイーストエンドで殺害したという。そして奥付には「切り裂きジャック(Jack The Ripper)」と署名されていた。
興味深いことにメーブリックは、切り裂きジャックの最後の犯行から1年後の1889年に亡くなっている。妻のフローレンス・メーブリックにヒ素を盛られて殺害されたことになっているが、殺害の動機が乏しく冤罪だという見方も強い。また、当時ヒ素は強精剤兼強壮剤として服用されていたこともあり、心気症だったメーブリックもこれを常用していたと言われている。
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