六本木の中東系麻薬組織「メギド」が新型コロナの影響でパニック中! まるで「嵐の前の静けさ」

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画像は「Getty Images」より引用

 新型コロナウイルスの感染拡大で、日本にいた外国人が2月から3月にかけて続々と帰国していた。ちょうどクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」への対応が話題になっていた頃はまだ、「日本が中国に次ぐ第2の感染国」なんて言われていて、就労ビザや永住などを持っていても感染への不安から母国に帰る外国人たちが後を絶たなかったのである。

 知人にオーストラリア人の英語講師がいるが、彼女も「家族が感染を心配して、泣きながら帰ってこいと電話してきたので」と3月上旬に日本を発った。その後、欧米など世界各地で感染が広がり、国によってはむしろ日本にいた方がよかったぐらいの状況になっているが、外国人が数多く日本から離れたことで、「裏社会にも大きな影響が出ている」という話もある。

メギドの連中もかなり日本から出て行ったんだけど、再入国するのが難しくて、ちょっと厄介な状況を生むかも」

 こう話したのは、六本木を中心にアフリカ・中東系の外国人たちと交友関係を持つ事情通の飲食店経営者だ。メギドというのは中東系の麻薬密売組織のひとつに付けられた通称で、昨年には韓国人女性の運び屋を使ったドバイからの覚せい剤密輸事件に絡んだ疑いが浮上している。また、これ以前にも2015~16年にロックバンドC-C-Bの田口智治が2度逮捕されたときの麻薬入手ルートだと疑われたこともある。

「メギドの手口はかなり巧みで、摘発されても自分たちが法的に罪に問われることのないよう第3者を使うんです。薬物を日本に持ち込むルートには直接タッチしていないように見せる仕組みで、メンバーを複数の国から入れ替わりさせる念の入れよう。ただ、聞いた話では、上客の顧客リストだけはしっかり受け継がせて、麻薬を欲しがる金持ちとの接触は維持する、と」(同上)

 一説には、過去に逮捕された元JAYWALKの中村耕一に麻薬を売ったのもメギドルートだといわれる。芸能人の薬物事件があると毎度「芋づる式に逮捕」を期待されるが、そこを防いで顧客を生かしておくのがメギドの生き残り手法だという。

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