「大麻の非合理的な規制がとても嫌い」美人弁護士・亀石倫子が断言! 芸能人の見せしめ大麻逮捕の矛盾を高樹沙耶×石丸元章が徹底議論
★海外で吸うと日本で逮捕されるのか?
石丸 カナダやアメリカの一部の州などで、娯楽で吸う大麻も許されるようになったことを受けて、日本の厚労省や外務省が「海外であっても、日本の大麻取締法を適用しますよ」とアナウンスを始めました。合法化された海外の国で大麻を吸って帰国したら逮捕されるのでしょうか。法律的なことを教えてください。
亀石 逮捕するための法律的な根拠はあるんです。大麻取締法24条の8に「第二十四条、第二十四条の二、第二十四条の四、第二十四条の六及び前条の罪は、刑法第二条 の例に従う」とあり、刑法第2条に「日本国外において次に掲げる罪を犯したすべての者に適用する」と書いてあります。
石丸 どういうことです?
亀石 一言で言うと「国外でも、日本の大麻取締法に違反したら、罪を問われることになる――」と。
石丸 ひーん!
高樹 ヒーん!
亀石 そして皆さんご存知の通り、大麻取締法が禁じているのは所持や譲渡などで、「使用」は除外されています。ただ、使用した=所持していたと解釈することも可能です。だから万が一、高樹さんがカナダやグアムで大麻を使用したことが明らかになれば、日本の大麻取締法が適用される可能性があります。
高樹 まだ国外で大麻取締法違反が問われたケースはないと思いますが、私は今も目をつけられていますから、国外で大麻を使用して逮捕されたら、いい見せしめになるのかな。
石丸 なりますよ! この鼎談に登場していただいて、亀石先生も目をつけられるかもしれませんね。
亀石 私は、とっくに目をつけられてると思いますよ。私のせいで、全国の警察が令状なしのGPS捜査ができなくなったので……。
高樹 可愛い顔して、貴女もやるわね。
★和歌山カレーヒ素事件で知った衝撃
亀石 私は大麻を使ったことがないので、大麻がいいものだと考えているわけではありません。
高樹 はい。
亀石 私が大麻取締法がおかしいと主張しているのは――大麻が好きなわけでもなく、医療用として必要としているからでもないんですね。私は、「合理的理由のない規制」がものすごく嫌いで、それってただの差別、偏見だと思うから、弁護士としてそういうものと闘っていきたいんです。
石丸 亀石さんが、なぜそういう考えに至ったのか、興味がありますね。普通の法律家は、タトゥーやクラブ界隈の刑事事件に、わざわざ取り組もうとはしません。
亀石 クラブが風営法で摘発された事件も、クラブが好きだから取り組んだわけではないし、タトゥーの彫り師の事件も同じです。合理的な理由のない規制はおかしい、それってただの、クラブやタトゥーに対する偏見じゃないか、と思ったからなんですよね。
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2024.10.02 20:00心霊「大麻の非合理的な規制がとても嫌い」美人弁護士・亀石倫子が断言! 芸能人の見せしめ大麻逮捕の矛盾を高樹沙耶×石丸元章が徹底議論のページです。高樹沙耶、対談、弁護士、大麻、石丸元章、亀石倫子、大麻取締法などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで