「大麻の非合理的な規制がとても嫌い」美人弁護士・亀石倫子が断言! 芸能人の見せしめ大麻逮捕の矛盾を高樹沙耶×石丸元章が徹底議論

 衝撃の大麻逮捕から4年! ついに高樹沙耶の執行猶予があけて、晴れ晴れしくここに立つ。この間、高樹さんは大麻について様々なことを発言してきた。TOCANAでも大学教授、ミュージシャン、医師、市井の使用者、文学者、反対の人……。たくさんの人々との対話を積極的に敢行して、意見や感覚をセッションさせてきた。そして今回! 新型コロナ禍のなかでーー大麻取締法は本当に必要なのか。弁護士亀石倫子さんをゲストに、大麻と法律についての対話を敢行する。

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★大麻をめぐる問題の一つはマスコミ問題

高樹沙耶(以下、高樹) 大麻をめぐる日本社会の大きな問題の一つには、マスコミ報道のあり方にもあると思うんですよね。大麻取締法違反でアイドルが逮捕されると、大麻とは直接関係がないよう元メンバーの素行不良をあげつらうようなことがよくあります。私もバッシングされてきました。

石丸元章(以下、石丸) 裁判にはかけられないのに、それ以前に大きく報じられてしまうという、人権的な問題提議もできますよ。

亀石倫子(以下、亀石) 実務上、0.5グラム以下の大麻の所持は不起訴になる確率が高いとされてます。芸能人でなければ、この程度の微量の所持ではニュースにならないでしょうね。逮捕する必要もないと思う。微量だから、ということではなくて、逮捕をする/しないは、逃亡のおそれとか、証拠を隠滅するおそれがあるか? で判断されるのですが、すでに証拠は押収されてるのだろうから、今さら隠滅しようもないだろうし、逃亡だって現実的に考えればほとんど可能性がないですよね。

高樹 とにかくこの国の大麻に対する偏見を生み出しているのは、厚労省や警察、政府のあり方が発端だと思いますが、魔女狩りのような報道のあり方にも問題があると思います。

亀石 逮捕せずに在宅での捜査も十分可能なのに、見せしめのためにあえて逮捕しているとしか考えられません。大麻は恐ろしい薬物、「ダメ。ゼッタイ。」というキャンペーンの一環なんだと思います。

画像は「厚生労働省」より引用

高樹 さすがに遺憾に感じてくださった弁護士の望月宣武さんは、小嶺麗奈さんの件で公務員の守秘義務違反が行われていると告訴しています。私の場合もこうしたことが行われたと思っています。私なんか“自分の大麻ではない”と正直に言い続けて、一緒に逮捕された人も“自分のモノだ”と言っていたのに、結局、口裏を合わせて嘘の証言をしていると決めつけられて3カ月間独居房に入れられ、3カ月も裁判に拘束され、有罪になってしまった。住所が私の名義だからと、お前のモノでもあると無理矢理なこじつけで……。

 実は私、今まで自分で大麻を買ったことがなくて、その時も家の何処にあるのかも分かっていなかった。ただ、TVであれだけ派手に報道された件を不起訴にはできなかったというのは、かつてTVの側にいた人間としては今なら理解できる。もちろん、納得はできませんけどね。

石丸 アイドルや有名人が逮捕されて手錠をかけられてる姿が、象徴的な見世物に使われてしまう。

亀石 「自分のものではない」という主張も、折々にありますが、ケースバイケースですね。そこに関しては一概に「芸能人だから」ということとは違うかなと思います。

高樹 裁判所では誰がそういう判断をするのでしょうか。

亀石 「単独事件」といって、裁判官が一人だったら、その裁判官の判断です。大麻取締法は、原則「単独事件」ですね。裁判員裁判のような重大事件や、控訴審では、裁判官が3人の「合議事件」となり、3人で合議をして判断します。

高樹 なるほど。私の場合は裁判長が共同所持と判断されたんですね。

石丸 「自分のものではない」という主張を高樹さんはされてました。

高樹 彼氏や亭主、同居人が所持を認め、私の時と同じ様に彼女や奥さんが“相手のモノ”と証言が一致していたら長くても21日拘束されて、ほとんどが不起訴ですよって担当の弁護士も最初は言っていたのに……。とにかく選挙に出たことと元・有名人だったってことで諦めてしまいましたけどね。合計半年も仕事もできず、経済的にも精神的にもボロボロになっていたので……。

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