【怪談】不気味すぎる「Tの街」! 廃墟に出現する「焼けただれた幽霊」と消える友人…今川宇宙のR25怪談

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 こんにちは! 今川宇宙です。

 コロナウイルスの影響で自由に行動できない昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、前回の記事から始めた怪談応募フォームに投稿してくださった皆様、本当にありがとうございます。今回はその中から一つ、興味深かったお話を記事にさせていただきたいと思います。

●隣にいたのは誰?


 僕の地元であるM県S市には「Tの街」と言う住宅街があり、そこはかつて古墳を切り崩して作られた街でした。僕が物心ついた頃にはもう住宅街になっていましたが、母が学生の頃はまだ木々の生い茂る丘だったそうです。

 中学生の頃、友達の間である噂が流れました。

「Tの街の火葬場の廃墟には全身が焼けただれた幽霊が出る」

 美術の授業でTの街を訪れた際、その噂を知った僕と友人数名は、火葬場の廃墟へ肝試しへ行くことにしましたのです。


 しかし、火葬場の廃墟はすでに不動産屋が買収していて、更地になっていました。不完全燃焼なまま周辺をうろうろしましたが、僕は肝試しが始まった時から気がかりなことがありました。

 友人が一人足りないのです。

 しかも、なぜか誰もそのことについて話さない。どうしても気になった僕は、他の友人たちに「一人いない」と告げ、自転車で待ち合わせ場所まで戻りました。

 待ち合わせ場所に戻ると、誰もいませんでした。気のせいかと思って元の場所に戻ると、今度は他の友人たちも見当たりませでした。そんなややこしい道でもないので、場所を間違えたと言う可能性はまずありません。

 イラっとしながら自転車でTの街中を探していたら、友人の一人から着信がありました。

「お前何しとるんや?」

「いや、お前らが居らへんかったから探してたんや」

「!? お前!ふざけんなや! 戻ってこい!!」

 友人が電話口で怒り出したので、「なんやねん」と思いながら元の場所に戻ると、嘘みたいにみんなちゃんとそこにいました。

 先ほど怒っていた友人が「お前どうしたんや、何があってん!」と心配そうに声をかけてきたので、何が起きたのか話を聞くと……。

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