新型コロナの中心地・武漢で「反日展示会」2度開催!? 画像アリ…日本が理不尽な攻撃…開催の狙いは?
それでも、中国ではこうしたイベントを開催する場合、行政側の許可が必要だ。多くの場合、ワイロや接待も不可欠といわれるが、関係者は「おそらくこんな小規模でやらせたのは、大騒ぎにしない約束での役人の小遣い稼ぎでは」と話す。
なにしろ人口1100万人の武漢も、1月から4月上旬までのロックダウン(都市封鎖)以降、通行人は激減。解除以降も外出は健康証明書がある人のみで、スマートフォンで許可コードを取得しなければならず、人の集まる遊園地や映画館などは閉まったままだという。
「メディアが一部を映して元どおりになったかのように伝えていましたが、道路も通行ができるのは主要なものだけで、それも検問だらけ。公共のバスに乗ってスーパーマーケットに行くことはできましたが、許可が出た人は少ないようで人通りは少なかったです。こんな状況だから人知れず展覧会が許されたのかもしれませんよ」(同)
武漢ではかつて反日デモが頻繁に繰り広げられた過去がある。10年前、尖閣諸島付近で違法操業していた中国漁船を取り締まった日本の海上保安庁の船が衝突。これに中国では各地での抗議活動が勃発し、武漢でも大学の集まる武昌地区に多数の学生らが集まって連日、反日デモを繰り返した。その後、日中関係の改善で状況は変わったが、「いまでも一部、反日活動を続ける人々はいる」と前出関係者。
「ただ、あくまで一部。10年前の抗議活動だって、やっていたのはごく一部で、中国人の多くが反日の声を挙げていたわけではありませんからね」
今回の展示会では大きな利益が出たわけでもなさそうで、その狙いは分からないが、関係者は「新型コロナウイルスの問題で武漢の悪名が世界中に広まったので、その留飲を少しでも下げたい人がやったのかもしれません」という。習近平が「ウイルスとの戦いに勝利した」と国民にアピールしたのと同じ理屈だろうか。お決まりの歴史ネタはもう飽きられている感じもするが。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊新型コロナの中心地・武漢で「反日展示会」2度開催!? 画像アリ…日本が理不尽な攻撃…開催の狙いは?のページです。中国、反日、武漢などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで