習近平夫人、WHO親善大使を10年以上務めていた! 中国とWHOの癒着を示す動かぬ証拠!?

WHOのウェブサイトより

 中国寄りの姿勢を取る世界保健機関(WHO)に対して、米国をはじめ世界各国が反発を強めているが、同機関が中国にすり寄っていたのはかなり前からのようだ。英「Daily Mail」(5月23日付)によると、同機関は2011年6月、習近平国家主席の夫人、彭麗媛(ほう・れいえん)氏を親善大使に任命していたことがわかった。

 同機関のウェブサイトにある紹介ページには、彭氏が習氏の夫人であるという記述は一切なく、彭氏は「中国の有名な歌手で女優」であり、「中国人民解放軍総政歌舞団団長」などの肩書が記載されているだけである。中国と政治的な結びつきがあると思われるのを警戒した同機関が、意図的に記述を避けたのだろう。ほかの親善大使は専門家、企業家、慈善家、スポーツ選手などが名を連ねるなか、彭氏の存在は明らかに不自然だ。習氏が国家主席に就任したのが13年なので、中国政府との関係を意識して夫人を抜擢したようにも見える。

 在米華人で、中国批判の急先鋒である評論家の曹長青氏は自身のFacebookで、同機関が彭氏を親善大使に任命したことを「習近平に媚びを売っている」と断罪。天安門事件後、民衆をあやめた兵士を労うために歌を歌ったという同氏の黒歴史を紹介し、「(WHO事務局長)テドロス・アダノムらが悪人を助けていることは、歴史の審判から逃れることができないだろう」と厳しく批判している。

 しかも、彭氏を親善大使に任命したのは、当時WHO事務局長を務めていた元香港衛生署長の陳馮富珍(マーガレット・チャン)氏だ。彼女は06年に行われたWHO事務局長選において、ほかならぬ中国から候補として推挙され、見事当選したのだ。

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