【フィンセン文書】“戦争銀行”HSBCの正体とは? アヘン戦争、植民地…投資詐欺銀行の黒歴史

香港にある香港上海銀行香港。画像は「wikipedia」より

 米財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の漏洩資料(フィンセン文書)から、世界中の金融機関がマネーロンダリング(資金洗浄)を野放しにしていたことが明らかになった。その詳細はすでに日本のメディアでも報じられており、日本の「みずほ銀行」や「三菱UFJ銀行」の名も挙がっている。

 中でもイギリスの香港上海銀行(HSBC)は、8000万ドル(約84億円)規模の投資詐欺について米捜査当局から指摘された後も、詐欺グループの海外送金を看過していたことが分かり、大きく注目されている。

 だが、そもそも香港上海銀行はその設立から今日に至るまで決してクリーンとは言えない、黒い歴史のある銀行なのである。

 HSBCの設立はアヘン戦争まで遡る。19世紀、イギリスは中国とインドを結びつける三角貿易により多額の利益をあげた。これがアヘン戦争につながっていくわけだが、アヘン戦争後の1865年にHSBCはアヘンの貿易で儲けた資金をイギリス本土に送金するために設立された。

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