「日本最恐の嘘つき凶悪殺人鬼女」吉田純子の事件が怖すぎる! 埼玉愛犬家連続殺人事件並みの異様さ…事件ライターが紹介!
●4人組ナース連続保険金殺人事件(吉田純子のウソ)
佐賀女子高校衛生看護科に通っていた頃の純子のホラ話は最初、甲子園に出場した野球部のエースと付き合っていたなどという他愛の無いものだった。だが、友人が妊娠してしまって中絶費用が必要だというウソを吐き学内でカンパを集めたことから、系列の高校に転校させられるハメになった。その結果、正看護師の資格を取れず、准看護師の資格で卒業した。
聖マリア看護専門学校(現・聖マリア学院大学)で学んで、晴れて正看護師の資格を取った純子は、小中学校が同じで、専門学校でも顔を合わせていた堤美由紀のつてで、彼女の勤めていた病院で働くようになる。それが1989年。そのとき純子は自衛官と結婚し、子どもも授かっていた。
美由紀が既婚者である男性との付き合いが断ち切れないでいることを知ると、純子は、皇族とも繋がりがあり、たくさんの側近を持ち検察庁のトップとも付き合いのある「先生」の存在をほのめかす。何か別の理由で男性は去って行ったのだが、美由紀は「先生」のおかげだと思い込む。
純子を信じ込んだ美由紀は、ホラ話によって金を巻き上げられ、母までもその被害に遭った。美由紀はそれでも騙されたとは気づかずに、純子と同性愛の関係に入っていく。
純子が次の標的にしたのは、同じく看護専門学校時代の友人、池上和子だった。純子の巧みなホラ話によって和子は4000万円近くを巻き上げられたが、それでトラブルが解決し看護師資格の取り消しにならなかったと思い込んで感謝する。
「ご主人は、外に愛人ば囲っとうよ。あなたと子どもに5000万円の保険をかけとっと、交通事故を装って殺そうとしとるたい」
ありもしないウソを吹き込まれて、殺される前に殺して保険金を取ろうという計画に、和子は乗ってしまう。
和子の夫はコレステロール値が高いので、カリウムを摂取させて心臓疾患に見せかけようと話がまとまった。朝晩の食事にカリウムを混ぜて食べさせたが、夫にはなんの変化もない。そこでカリウムのアンプルを注射することになった。
1998年1月21日、純子と美由紀が見守る中、睡眠剤入りのビールを飲ませて眠らせた夫に、和子がアンプルを注入しようとするが、払いのけられてしまう。空気を注入しようと計画変更したが、これもうまくいかない。1月23日、最初から空気注入で行こうということになり、同様に眠らせた夫に、注射器の空気を入れきることを15回ほどもくり返すと翌朝6時、夫は絶命。運ばれた病院で死亡が確認される。
死亡保険金は3498万円。夫のしていた借金の返済に充てるというホラで、純子はそのうち、3450万円を持っていく。夫を手に掛けながら、和子が手にしたのは、50万円足らずだった。
〈本日、マネー、やっと念願、ヤッター 3450万円〉
純子は日記に、そう記した。
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2024.10.02 20:00心霊「日本最恐の嘘つき凶悪殺人鬼女」吉田純子の事件が怖すぎる! 埼玉愛犬家連続殺人事件並みの異様さ…事件ライターが紹介!のページです。埼玉愛犬家連続殺人事件、罠、関根元、4人組ナース連続保険金殺人事件、吉田純子などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで