メーカーによる「計画的陳腐化マーケティング」ライトバルブ陰謀論とは? 大量生産と大量消費を促す罠
電球以外にも女性用のストッキングはある一定の着用時間で破れるようにデザインされているという“陰謀論”や、初期のiPodは電池交換ができず画面の材質がきわめて傷がつきやすかったことなども指摘されている。
動画の解説によれば、計画的陳腐化は巧妙に隠蔽された消費社会の中心となるメカニズムであるという。消費を無理強いするだけでなく、消費者に新しい商品が買いたくなるように消費の欲望に火をつけることも意図されている。
買ったばかりの服を着ていると気分も良くなるが、しばらく着ているとまだまだ着られるのに飽きてくる心理もまたこの計画的陳腐化の働きによるものなのだ。この計画的陳腐化の罠に人類は100年もどっぷりとハマって今日を迎えている。
しかし我々は、もうそろそろこの計画的陳腐化と大量生産・大量消費の陥穽から抜け出さねばならないのだろう。在庫として倉庫に積みあがった家電製品は、アフリカのガーナに輸出されそのまま国土に有害なゴミとして投棄されている実態もある。新しい商品を求め、すぐに買い替える先進国のライフスタイルのしわ寄せが発展途上国に及んでいるのである。
皮肉にも世界を覆うコロナ禍で、大量生産と大量消費に歯止めがかかっているのは不幸中の幸いというべきなのだろうか。計画的陳腐化の“圧政”を逃れ、持続可能な社会とビジネスをどう両立させていくのか、我々に課せられた重い課題であることは間違いない。
参考:「Disclose.tv」ほか
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2024.10.02 20:00心霊メーカーによる「計画的陳腐化マーケティング」ライトバルブ陰謀論とは? 大量生産と大量消費を促す罠のページです。陰謀論、仲田しんじ、電球、消費社会、マーケティング、計画的陳腐化などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで