メーカーによる「計画的陳腐化マーケティング」ライトバルブ陰謀論とは? 大量生産と大量消費を促す罠

 LED照明が普及した昨今、電球を(light bulb)が切れて交換するなんてことはあまりないかもしれない。改めて考えてみれば、白熱電球や蛍光灯はなぜあんなにも頻繁に切れていたのか。それもそのはず、そこには“陰謀”が張り巡らされていたというのだ――。

■売られている電球は1000時間しか持たない!?

 モノを長く大切に使い続けることは理にかなったエコでサステイナブルな生活習慣だが、消費社会にとっては買い替え需要が増えず経済が活性化しない。

 そこでメーカー側が製品を意図的に長持ちしないように作ったり、あるいはニューモデルを次々と出してすぐに時代遅れにさせたりという“マーケティング”を思いついたとしても不思議ではない。こうしたマーケティング手法は計画的陳腐化(Planned Obsolescence)といわれ、メーカー側は間違っても口にすることはないが、実際に行われていることだ。

 しかし計画的陳腐化(旧式化)には若干の懸念事項がある。このプランを1社だけで推し進めるには圧倒的なシェアが前提となり、競争の激しいマーケットで計画的陳腐化を実施すれば同業他社に客を取られてしまうだけの結果を招く。

 そこでかつて、エレクトロニクス業界で秘密のカルテルが結ばれていたと噂されている。それが“ライトバルブ陰謀論”だ。

画像は「Unsplash」より

 1920年代、電球は2500時間は持つものであったが、ある時点から現在まで、世に売られている電球は1000時間しか持たなくなっているという。技術は進歩しているはずなのになぜこんなことが起きるのか。

 YouTubeチャンネル「Video Project」に投稿されている動画によれば、1924年に家電メーカー間において電球の耐久性について国際的なカルテルが結ばれたのだという。どの国のどのメーカーであっても、電球の寿命は1000時間にすることが定められたというのである。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

メーカーによる「計画的陳腐化マーケティング」ライトバルブ陰謀論とは? 大量生産と大量消費を促す罠のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング11:35更新