【結論】サブリミナル効果は似非科学ではない、本当に効果アリ! 最新研究で驚きの結果、有効時間も判明

 潜在意識に働きかける“サブリミナル広告”は実際に効果があるのか――? あくまでもサイエンスの立場から、サブリミナル広告について今日的な理解がまとめられていて興味深い。

■映画館で初の“サブリミナル広告”実験

 あらゆる方面から自社製品の販売を促す「マーケティング」と、人々の心を操る“人心操作”は突き詰めれば紙一重の企てである。

 商品やサービスの購入を迷っている人の“背中をそっと押す”科学的技法としての「ナッジ理論」は2017年にノーベル経済学賞を受賞するほど画期的な行動経済学上の知見となった。

 突き詰めればこのナッジ理論も一種の人心操作となるのだが、これに先駆けた人心操作技術として一時期注目されたのが「サブリミナル広告」だ。

【結論】サブリミナル効果は似非科学ではない、本当に効果アリ! 最新研究で驚きの結果、有効時間も判明の画像1
「Live Science」の記事より

 サブリミナル広告の歴史は1957年の夏、米ニュージャージー州の映画館でアカデミー賞を2部門受賞している映画「ピクニック」の上映にまでさかのぼる。この興味深い“実験”を企画したのは市場調査業者のジェームズ・ヴィカリーだ。

 この時の館内のスクリーンに投影された上映中の映像には実は5秒間に1度、「コカコーラを飲もう(Drink Coca-Cola)」と、「お腹空いた? ポップコーンを食べよう(Hungry? Eat Popcorn)」という文言が映し出されていたのだ。文言が投影されている時間は1回につき1/3000秒というわずかな瞬間であったため、もちろん認識できた観客は誰もいなかった。しかし観客の目はこの文言を見ているはずであり、そのメッセージは潜在意識に刻まれてその後の行動に影響を及ぼすはずであるというのがサブリミナル広告の方法論だ。

 そして実際にこの“実験”の後、映画館ではコーラの売上が18.1%、ポップコーンが57.8%増加したことが報告されている。つまり、サブリミナル広告が実際に効果を発揮したということになる。

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画像は「Wikipedia」より

 しかし話はこれで終わらない。実験結果に疑問を抱いた心理テスト会社「Psychological Corp」の社長が、ヴィカリーの実験の再現性を確かめる実験を行ったところ、サブリミナル広告の効力は証明できない結果となり、ヴィカリーの実験は都合よく“創作”されたものであることが指摘されることになった。そしてヴィカリー自身も実験結果をねつ造したことを認めたといわれている。

 これには専門家たちも失望、以降、サブリミナル広告はあまり語られることのない“似非科学”と見なされることになった。しかし本当にサブリミナル広告は根も葉もないインチキ科学なのだろうか。

コメント

2:匿名 2020年3月27日 18:30 | 返信

集団心理とかの方が効果はあるよね

1:匿名 2020年3月27日 15:09 | 返信

いわゆる催眠術も対象がやりたいと思ってないことはさせられないらしいな

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