夫婦に見えても実は他人!? 寒村の人々に隠された“裏の顔”、絶対に触れてはいけないタブーを取材！＝西日本

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　これは別の人物から聞いた話であるが、かつては素性不明の人々が、全国にある住民のいなくなった土地に、ある日ふらりとやってきて、そのまま居着き、あたかも代々住んでいるかのような体でしばらく生活するという不可解な事例が、全国的に頻繁した時期があったという。もしかすると、中江さんが遭遇したというその“売春村”の人々もそうした例のひとつなのかもしれない。

「聞いた話じゃ、ある日を境にみんないなくなったっていうけども、本当にそういう商売をしていたのなら、俺も一度くらいは試してみたかったよ（笑）」

……と、どこか当時を懐かしむような口調で語る中江さん。とはいえ、こうした“何らかの闇”を感じさせる集落というのは、そうした事情を知らぬ者が足を踏み入れてしまうことで、惨劇の舞台となることもあると聞く。やはり世の中には、あえて触れずにおくほうが賢明な事象も少なからず存在しているのかもしれない。

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文＝戸叶和男

戸叶和男

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