読むと震える「16世紀メキシコの血塗られた歴史」! 殺害、食人、報復、虐殺…

 かつてメキシコにはアステカ王国が存在した。メキシコ高原一帯を支配していたが、1521年にスペインの征服者コルテスによって滅ぼされた。

 アステカの時代に「ズルテペック」と呼ばれ、現在トラスカラ州テコアクと呼ばれているこの街には、かつて5000人が住み、トウモロコシと豆を栽培し、白い漆喰の寺院が建っていた形跡が残っている。

 そのテコアクに残る遺跡で発掘調査が行われたところ、先住民のアコルワ族が1520年にスペイン人隊商を捕らえ、食べたことが明らかになった。隊商が虐殺された事を聞いた、スペイン人征服者コルテスは、ナワトル語で「人々が食べられた場所」である「テコアク」という名に町を改名したと言われている。

 そして血なまぐさい虐殺と復讐劇がはじまったのだ。

メキシコ、トラスカラ州のズルテペック-テコアク遺跡 「Ancient Origins」の記事より


■550人のスペイン隊商が先住民の餌食に

 1520年、ズルテペックの先住民は、スペインから第二陣として送られてきた約550人の隊商を捕らえた。その隊商には、スペイン人征服者と歩兵、ヨーロッパ人の男女と子ども、そしてスペインの同盟国であったマヤ、トラスカルテカ、トトナックの人々、そして動物が含まれていた。

 発掘調査のリーダーである考古学者エンリケ・マルティネス氏は、捕虜たちは、数ヶ月間檻の中に入れられ、アステカの司祭たちは毎日数人を選び、心臓を抉り出し、アステカの神々に彼らを捧げた、と述べている。

「それは6カ月にわたる継続的な犠牲でした。囚人たちは仲間が生贄にされる叫びを聞いている間に、次の犠牲者が選ばれました」(マルティネス氏)

 発掘された骨にはナイフの切り傷や歯の跡があり、ゆでられ、肉をそぎ落とされた形跡があった。それらは全て、司祭や町の長老たちが犠牲者の心臓を食べたり、肉をはぎ取り調理したことを示しているとマルティネス氏は語った。

アステカ文化では頭蓋骨はしばしば展示された 「Ancient Origins」の記事より

 一方、隊商を皆殺しにしたズルテペックの先住民は、スペイン人がすぐに報復することを知っていたとみられる。

 先住民たちは、新しい壁を建設して、自分たちの街を強化しようとした形跡があった。また彼らは、殺害した捕虜の遺体を隠そうともした。考古学者が町の22の貯水池を調べたところ、キャラバンの捕虜の私物、神々の彫刻、隊商が連れていた動物の残骸とともに、人間の骨をトロフィーに刻んだものが隠されているのが見つかったという。

 結果、この隊商を虐殺したアステカ人の行為は、歴史上最も残忍で冷酷な復讐の行為の1つとして記憶されるスペイン人の集団虐殺を生み出した。

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