「全てのガンの3分の1の発生を止める方法」が発見される! 遺伝子GLI1【ババ・ヴァンガの予言的中!!】

画像は「getty images」より


 ガンの克服は人類の悲願であるが、なんと全てのガンの3分の1の発生を止める方法が発見されたというのだ。科学ニュース「StudyFinds」(3月2日付)が報じた。

 大腸がん、肺がん、前立腺がんなどガンの種類はさまざまだ。しかし、遺伝子レベルでは、ガンの発生の多くは同じだという。つまり、ある特定の遺伝子を“オフ”にできれば、ガンそのものを発生させないことが可能となる。

 この度、米シカゴのアン&ロバート・H・ルーリー小児病院のスタンリー・マネ小児研究所のチームが、GLI1という遺伝子をオフにすることで、細胞の異常増殖を抑制できることを発見した。同研究は学術誌「Stem Cells」に掲載された。

「先行研究から、GLI1が多くのガンの原因となっている容赦ない細胞増殖を発生させていること、そして、この遺伝子が自身の発現も刺激していることがわかっています。私たちは、生きたヒト胚性幹細胞において、GLI1の調節領域を除去することでGLI1の発現を止め、同遺伝子の活動を停止させることを示しました。こうした発見は将来性があり、ガンの治療目標になりえます」

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 そう語ったのは、研究チームのフィリップ・イアンナコーネ博士だ。チームはCRISPR遺伝子編集技術を用いてGLI1の調節領域を除去した。これによりGLI1は不活性化され、血液、骨、神経細胞の発生を駆動する遺伝子の正常な能力が阻害されたが、GLI1は胎児の幹細胞を体の構成部分に変換する上では有用だが、それ以降は異常な細胞分裂により腫瘍を成長させ、健康な組織を破壊してしまうという。つまり体のパーツが出来上がった人間のGLI1の活動を停止しても問題はないということだ。

 現在、研究チームはGLI1の発現調節を助けるGLI1関連タンパク質の研究を計画しているとのことだ。これによりガン治療への応用が可能になってくるという。

 ところで、最強予言者のババ・ヴァンガは、2021年に人類がガンを克服すると予言している。本当に人類がガンを克服する日は近いかもしれない……。

参考:「StudyFinds」、ほか

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