新型兵器「レオニダス」がUFO界を激変させる!? ドローンをマイクロ波で狙い撃つ謎のシステムとは?
■今後は“秘密兵器”化していくのか?
しかし話は一筋縄ではいかなくなっているようだ。
イピロス社はさらに大出力のマイクロ波を使ったテストを計画しているのだが、以前のテストの際に許可申請した連邦通信委員会(Federal Communications Commission、FCC)は同社に、計画されているテストの許可をする立場にはないことを通達したのである。軍事活用を前提としたテストの場合、アメリカ合衆国国家電気通信情報管理庁(National Telecommunications and Information Administration、NTIA)によって承認される必要があるというのだ。
NTIAは軍事および連邦のスペクトル実験と割り当てを監督する規制当局で、彼らの承認がなければ、イピロス社はシステムをテストすることはできないのだ。
さらにFCCの承認がなければ、建物、製造工場、試験場、さらには大規模なスポーツや娯楽施設などの施設を守るために、軍事以外の顧客にレオニダスを販売することはできない。例えばヤンキースタジアムにレオニダスを実装して、ドローン攻撃によるテロ対策に適用するという案もある。
そして米海軍艦が2019年にカリフォルニア沖でUAPに遭遇したことを政府が認めていることから、米軍への導入はより喫緊であるように思われる。多くの軍事専門家は、敵対的なドローンを無効化する手段としてレオニダスを活用するのは相応しいことだと考えているのだ。
このFCCの措置はやや理解に苦しむ面もあるのだが、つまるところはイピロス社とレオニダスがもはや民生品という範疇に収まりきれない存在になったということなのかもしれない。つまり当システムは米軍をはじめとする当局の傘下に収まり、今後は極秘で開発と実験が行われていくことになる可能性もなきにしもあらずだ。
コロナ禍の前の2019年12月にはコロラド州の北東部で5日間にわたって大型のドローンの飛行が何度も目撃され一帯の住民を不安に陥れている。UFOの可能性を排除するならば、米軍による極秘の無人航空機のテスト飛行であったと考えてもまったく不思議ではない。ちなみにこの件に関する連邦政府や州政府による説明は今に到るまで何もないという。
今後レオニダスが名実ともに“秘密兵器”になっていくのだろうか。スマホやパソコンが突然不調になったり、家電製品がお陀仏になった日には、近くでレオニダスが起動したのだと考えても、あながち被害妄想ということにはならないのかもしれない。
参考:「Mysterious Universe」、「IEEE Spectrum」、「Epirus」ほか
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