人気で行列ができる水族館「沼津港深海水族館」が面白すぎる! シーラカンス、フナムシ、ダイオウグソクムシ…村田らむが取材
ひとりごちながら、2階へ進む。
2階では、水槽の中にたくさんのキューピーが沈められていてその中を魚が泳いでいたり、電子レンジと肉まんを模した水槽の中を泳いでいたりと、ちょっと現代アートのような展示も目についた。
そしてこの水族館の目玉である、シーラカンスの標本の展示にも大変力が入っている。
シーラカンスは川に住んでいるイメージがあったが、それらは全て絶滅している。3億5000万年前から変わらぬ形で生きているのは深海を生息地にするシーラカンスだけだそうだ。古い魚だから、構造も今の魚とは違う。まず背骨がなくホース状の管が頭から尾びれまでつながっていて、その中は油で満たされているそうだ。
冷凍個体を含む5体のシーラカンスが展示されていた。
宮崎駿の『千と千尋の神隠し』でお父さんがガツガツと食べていたのが実は「シーラカンスの胃袋」だと発表されたそうだ。まあだからどうだと思ったらいいのか分からないが、「へー」って感じである。
解剖図なども掲示されていたので、
「あのやな感じのお父さんが食べてたのはこの部分なのか〜」
と物思いにふけるのもよろしかろう。
年代的にはシーラカンスと言えば、内田春菊の『シーラカンスOL』だが、誰も知らないだろうから黙っておこう。
こぶりな水族館ながら、生物も標本も見ることができてとても楽しかった。
外に出ると『ディープシーワールド 〜深海王国〜』という施設を発見した。関連施設のようだが、入り口は別だ。700円とこちらもまたまずまずな値段だ。
ディズニーシーの『海底2万マイル』の要領で海底の中を進みながら、進んでいく。そしてクジラの骨や難破船の前を通りつつカニやメンダコやシーラカンスなどをサーチライトで照らしながら撃つ。
「って、撃つのかよ!!」
と思ったが、一応捕獲レーザーという設定のようだ。殺してません!! 出来はがんばっている感じはあるけど、ライド系は遊園地などで出来の良いのとどうしても比較してしまって、どうしてもちょっとしょぼく感じてしまった。
ただ、捕獲した生物の種類によって異なる種類のカードをもらえるらしいし、なによりせっかく沼津くんだりまで来てるんだから是非ライドしようぜ!!
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2024.10.02 20:00心霊人気で行列ができる水族館「沼津港深海水族館」が面白すぎる! シーラカンス、フナムシ、ダイオウグソクムシ…村田らむが取材のページです。沼津港深海水族館、静岡県沼津市などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで