イギリスが伝説の「Xファイル」部隊を復活へ!? 6月の米UFO情報公開の結果次第で再編成、地球外生命体の謎も!?

『Xファイル』のモルダーとスカリー

 イギリスが伝説の「Xファイル」部隊を再編成するかもしれないという。英紙「Daily Star」(5月30日付)が報じた。

 嘘のような話だが、英国は2009年まで60年以上にわたってUFO調査を専門とする機関を空軍内に設置していた。予算削減によりプロジェクトは中止されたが、1991年から1994年まで同プロジェクトを率いていたニック・ポープ氏は、調査した12,000件の目撃情報のうち約5%が原因不明だったと述べている。

 たとえば、1980年にサフォークのイプスウィッチ近くにあるベントウォーターズとウッドブリッジという英空軍基地の近くでUFOの目撃情報があったが、その後の調査で、その場所の放射線量は「平均よりも著しく高い」と結論づけられたことがあるという。

 また、1993年には、シュロップシャー州のコスフォードで一晩のうちに6時間にわたって複数のUFOの目撃情報が報告されたケースもあるそうだ。

画像は「Daily Star」より

 そうした中、米国では米上院情報委員会の要請により、今年6月までに米国防総省の持つUFO情報が公開される運びなっているが、報告書の内容次第では英国もUFO調査を再開するかもしれないという。関係者は、「もし、何かがあることを示す十分な証拠があり、米国と同様に調査を行う必要があるのであれば、もちろんそれについて考えるでしょう」と述べているそうだ。

 UFO(未確認飛行物体)やUAP(未確認航空現象)が、宇宙由来でなく中国やロシアなどの敵対勢力の技術だとする説もあるが、国防総省のUFO研究プロジェクト「先進航空宇宙脅威識別プログラム(AATIP)」を指揮していたルイス・エリゾンド氏は、「99%敵対勢力のテクノロジーではないことは確か」だと述べており、「地球外のテクノロジー」である可能性が高いとしている。

元DNIジョン・ラトクリフ。画像は「Daily Star」より

 英国のゴールディ国防相は、英国は米国のUAPタスクフォースに「役割を持っていない」が、報告書については知っていると話している。噂では報告書にはこれまで公にされてないUFOの驚くべき情報が盛り込まれているとされているが、もしかしたらすでに英国はそのことを知っており、その後の動きも想定済みなのかもしれない。

 いずれにしろ、報告書の公表を固唾を飲んで見守りたい。

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