東京オリンピックは「徳川家の呪い」で失敗に終わる! 新国立競技場の地中に… 七難八苦の背後に潜む“恐ろしい歴史”と因縁を解説!
■政治介入によって振り回された人々の怨念が…
それはあの「千駄ヶ谷トンネル」。東京体育館・国立競技場がある千駄ヶ谷は、特に工事を急ぐ必要がありました。そこで本来なら迂回するはずの墓地まで、無理に道路を突っ切らせるという羽目に。こうして仙寿院の墓地がある高台下に千駄ヶ谷トンネルが開通したのですが……。その立地は、多くの怪談を生み出しました。
・千駄ヶ谷トンネルの怪談
「走る車のウインドウに手形がつく」「トンネルの天井から女がぶら下がっていた」などの奇怪なウワサが何十年も囁かれ続け、今も千駄ヶ谷トンネルは都内有数の心霊スポットとして知られています。
・ビクタースタジオの怪談
また、隣接するビクタースタジオも数々の怪現象が起こることで有名。謎のうめき声が聞こえる岩崎宏美「万華鏡」も当スタジオで録音されたものですし、あまりの怪異の多さに「スタジオマンは慣れっこになってるよ」と、関係者から聞いたことがあります。
これらは、仙寿院の墓地を疎かにした祟りと言われています。そして、その仙寿院を代々の菩提寺としていたのが、まさに紀州徳川家。ここで再び、東京オリンピックが徳川の土地へと影響を及ぼしたのです。
■新国立競技場の下に、徳川家の遺品が次々と…!?
さらに現在、競技場の工事が遅れている原因の一つが、駐車場予定地にて「遺跡が発掘された」からだそうです。現場では古伊万里の欠片が出てきたようで、調査のために工事が延期されているとの情報も。もしやこの一帯には、徳川家の埋蔵物が埋まっていたりして……そんなロマンも広がりますね。
権力の座を追われた末、土地まで東京都に譲渡させられた徳川宗家。オリンピック整備のため、菩提寺にトンネルを開通させられた紀州徳川家。過去二つの東京オリンピックと徳川家には、数多くの因縁が隠されているのです。
次回オリンピックのメイン会場である新国立競技場にまつわるゴタゴタ。これは明治維新から戦後まで続く「徳川家の恨み」が原因かもしれない……。そんな主張をしてみたくなる根拠、分かってもらえたでしょうか?
ちなみに、紀州徳川家の現当主(19代目)・徳川宣子さんは建築家とのこと。徳川家と東京オリンピックの因縁、そして日本建築界に波紋を呼んでいるザハ・ハディド案、この両面について、是非とも彼女の見解を聞いてみたいものであります。
■吉田悠軌(よしだ ゆうき)
怪談サークル「とうもろこしの会」会長。怪談やオカルトを「隠された文化」として収集・研究している。著書に『放課後怪談部』。編集長を務める同人誌『怪処』ではオカルト的な場所を広く紹介。
・怪処HP
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2024.10.02 20:00心霊東京オリンピックは「徳川家の呪い」で失敗に終わる! 新国立競技場の地中に… 七難八苦の背後に潜む“恐ろしい歴史”と因縁を解説!のページです。呪い、東京オリンピック、徳川家、新国立競技場、新型コロナウイルスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで