古代の日本にエイリアンがいた決定的証拠!? 国内で発見された知られざる「異形の人面石」2つを徹底解説!

 夏休み本番。緊急事態宣言下にある人々にとっては「全然楽しくない」となるかもしれないが、各観光地では様々な趣向を凝らした誰にでも参加できるイベントが企画されている。たとえば、長崎県観光連盟の「ながさき 旅ネット」では『人面石くんを探せ!プレゼント付きキャンペーン』として、壱岐のイラストマップのなかに隠れた壱岐市のキャラクター「人面石くん」を見つけた人に抽選で特産品を贈る取り組みが行われているようだ。壱岐の国指定特別史跡である「原の辻」遺跡から発掘された人面石(国重要文化財)に由来するキャンペーンなのだとか。

 オカルトファンならご存知の通り、世界各地の古代遺跡にはどう見ても人間ではない何者かを象った石像や壁画が多数残されている。その正体はエイリアンではないかという説も根強く、例えば古代シュメール人が残した石像は人類に文明をもたらした宇宙人「アヌンナキ」ではないかとも言われているのだ。もちろん、日本にも宇宙人を象ったような謎の石像が多数存在している。今回は、2015年11月に配信した、日本の怪しい人面石にまつわる記事を再掲する。

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 どうも、オカルト・怪談を研究している吉田悠軌です。

 皆さんの中で、宇宙人を見かけた人はいらっしゃいますか? 残念ながら僕にはハッキリしたコンタクト体験は一度もありません。とはいえ地球人と見分けがつかないように擬態されていたら、知らず知らず街中ですれ違っている可能性も否定できませんよね。

 なにしろ今はSNS社会。セレブや芸能人が飲食店やホテルを訪れようものなら「うちの店に○○が来てんだけどwww」と従業員にリークされてしまう時代です。宇宙人さんだって下手に姿を現せば、1秒後には画像つきでTwitterにさらされてしまうでしょう。米軍基地などにコッソリ潜むか、完璧に地球人にシェイプシフトしなければ即効で身バレしてしまう……世知辛い世の中となったものです。

古代の日本にエイリアンがいた決定的証拠!? 国内で発見された知られざる「異形の人面石」2つを徹底解説!の画像1※画像:「Wikipedia」より

 ただ、もっと大らかだった古代文明の頃は、宇宙人も気軽に素顔を見せてくれていたようですね。シュメール人が遺した巨大な目玉の人物像をご覧になった方々も多いでしょう。あれは惑星ニビルから人類に文明をもたらした「アヌンナキ」なる異星人を象ったものとも言われております。

 残念ながら、こういった古代人による「宇宙人の素顔」を思わせる遺物は、日本にはあまり残されていません。ユーラシアや南米大陸の「石の文明」に対し、日本の「木の文明」はどうしても経年劣化が激しいから、という理由もあるでしょう。しかし日本にも、『これ、明らかに宇宙人がモデルじゃん!』と叫びたくなるような「石の文明」が、わずかながら存在しているのでは……。最近の取材メモを見返していた僕は、そんな考えに思い至りました。

「宇宙人の素顔」と「石の文明」を両立させたもの……それはつまり

「人面石」!!!!! 

 古代の遺産である人面石こそ、日本人と宇宙人とのコンタクトの証拠となるのでは……?

古代の日本にエイリアンがいた決定的証拠!? 国内で発見された知られざる「異形の人面石」2つを徹底解説!の画像2※画像:「一支国博物館HP」より

「人面石」といえば、壱岐島の「原の辻遺跡」から発掘されたものが有名。おそらく弥生時代あたりに人工的に作られ、祭祀に用いられていたものかと思われます。今では壱岐が自治体をあげて「人面石くん」というゆるキャラとしてプッシュしまくっております。

 もっとも発掘当初にはムンクの『叫び』に似ていると評判になっただけあって、かなり不気味なご面相……。地球人らしからぬ風貌にも感じますが、まあここまではデフォルメの範囲内と考えてもよいでしょう。

 しかし東北には、もっともっと異様な人面石が存在しています。今回は特に、あまり知られていないふたつの奇石を紹介しましょう。

 

■東北の人面石その1「片倉人面石大明神」

 まずは山形県の「片倉人面石大明神」。超マイナーな神様だけあって、ご存知の方は少ないかと思います。僕も全く知らなかったのですが、たまたま別件の取材中に通りがかり、道端にたたずむ奇妙な存在感に驚かされました。これは2001年、付近でのダム建設中に上流から流れ着いたところを発見され、1年後に安置されたものだそうです。

古代の日本にエイリアンがいた決定的証拠!? 国内で発見された知られざる「異形の人面石」2つを徹底解説!の画像3

 どうですか、この明らかに異星人然とした顔立ち!

 爬虫類っぽくもあれば、スペース・スーツのヘルメットをかぶった状態ともとれます。自然石ではなく、人工的に象られたのは確実でしょうが、いつ誰が作ったのかは一切不明。

 そのフォルムは縄文チックでもありますが、この付近で縄文遺跡が出たという話も聞きません。修験の聖地・出羽三山に近いことを考えれば、開祖である蜂子皇子の異形をモデルに、昔の行者さんが彫ったものでは、とも想像できます。

 ちなみに、この写真の大明神はやけにツルツルしていますよね。もちろん発見時は表面がもっとゴツゴツしており、岩石っぽいテクスチャだったようですが、安置するにあたってキレイに研磨してしまったようです。「なんで古代遺物によけいな手を加えちゃうかなあ!」とも思いますが、ちゃんとした理由があるのかもしれません。もしかしたら、この人面石の元々の「モデル」により近づけるため、あえてツルツル感を出したのでは……。そう考えると合点がいきます。やはりここでも、爬虫類の皮膚、あるいは未来的素材によるスーツの表面といったイメージが想起されるのです。

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