タリバンは米英の喰い物ですか?「9.11本当の陰謀」はコロナ問題にも関わっていた…ジェームズ斉藤
──そのテロ事件は一応、イスラム過激派が犯行声明を出していますが。
ジェームズ いえ、実際はISIです。ISIは反印感情からずっとイスラム過激派を支援してきました。そもそもイスラム過激派は諜報機関の支援なしに存続できません。イスラム教を徹底すると「反資本主義」の論理に陥り、必ずジリ貧状態になります。そこでアングラ経済が必要になり、裏社会を牛耳っている諜報機関に頼らざるを得ない状況になります。
──でも、CIAって敵じゃないんですか?
ジェームズ いえ、そこは「アッラーの御慈悲」によって許されるのです。むしろ、資金を調達するために資本主義化して毎日の礼拝を欠くようになってしまう方がアッラーに背く行為です。一方、諜報機関からすれば、イスラム過激派はどんな汚い工作でも必ず捨て身で行ってくれる最も使い勝手のいい勢力です。したがって、ISIは今回もタリバン政権樹立に協力しています。先日もISIのトップであるファイズ・ハミード長官本人がアフガン入りし、タリバン幹部と一緒に礼拝をしていました。ISIが狡猾なのはタリバンがパキスタンに牙を剥かないよう、反タリバンのハッカーニ・ネットワークやIS-Kも支援していることです。
──ISIのことがだいたいわかりました。結局、9.11はISIが大きな絵を描いてアルカイダにやらせたということですか?
ジェームズ テロの実行面に関してはそうなるでしょう。9.11の作戦計画はパキスタンISI傘下でアルカイダ幹部のハリド・シェイク・モハメドが行い、実行しました。パキスタンISIが関与している証拠は9.11の直前にアルカイダのモハメド・アタに数千万円を送金していることです。アタは9.11で旅客機をハイジャックしたグループのリーダーです。つまり、9.11はISIがイスラム過激派を使ってやらせたものです。また、ビン・ラディンやザワヒリが9.11の詳細を知らなかったのは個々のテロリストの動きを完全に把握できていなかったためです。
──聞けば聞くほどISIは9.11実行犯の黒幕ですね。しかし、わからないのはなぜ、ISIがアメリカを攻撃しなければならなかったか?なんです。
ジェームズ それは9.11がただのテロ事件ではないからです。例えば、9.11当日、アメリカン航空株が空売りされています。これはサウジ王室が関わっていると言われています。サウジの諜報機関GIPはさきほども言ったように、CIA、ISIとともにムジャヒディンを養成したイスラム過激派支援組織の一つです。
このように9.11には様々な勢力が断片的な情報をもとに陰謀を張り巡らしていました。その中で一番抽象度が高いレベルで戦略の方向性を牛耳った勢力だけが望んだ結果を勝ち取ることができるのです。そうなると前回解説したロシアと米国政府の一部の勢力には敵いません。次回はこの米国政府の一部の勢力について解説しましょう。
いずれにせよ、9.11関連の勢力はすべて暴かないといけないと思っています。なにしろもう20年も経っているのですから秘密も時効ではないでしょうか? それにいま暴く必然性もあります。コロナ危機も9.11と同じ構図なので、コロナ下のいまを理解するためには必要不可欠な情報だと思います。
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2024.10.02 20:00心霊タリバンは米英の喰い物ですか?「9.11本当の陰謀」はコロナ問題にも関わっていた…ジェームズ斉藤のページです。9.11、陰謀、陰謀論、アフガニスタン、ディープステート、タリバンと911の陰謀などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで