互いのSEXを把握し合う村人たち…!! 西日本に実在した“奇妙な監視システム”の奥深き背景を取材!
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】
毎年夏になると、全国各地の海水浴場や、プールなどでは、遊泳客の安全を見守る監視員が数多く活躍しているが、かつてこの国の一部地域においては、そうしたものとは少しばかり事情の異なる“不可思議な監視員”的な役割を持った人々もいたようだ。
「さずかにね、今じゃ誰もそんなことしやしないよ(笑)。もっとも、少し前まではその名残みたいなものはあったにはあったけどね」
かつて西日本のとある地域で行われていたという、“奇妙な相互監視システム”についてそう語るのは、現在も当地で暮らし、細々と農業を営みつつ、静かに余生を送る北條建さん(仮名・81)。なんでも北條さんの話によると、かつて当地には村人たちの“ある行為”を監視する役割が存在していたのだという。
「要はね、各家のナニを監視するの。一晩に何回とか、どんな声を出していたかとかね。それを監視する役目をね、村の連中が持ち回りでやるんだよ」
世の中に“監視員”と呼ばれる役割を担う人々は数あれど、近隣住民たちのセックス事情を監視し、記録していく役割というのはてんで耳にしたことがない極めて珍しいケース。しかもそうした特殊な役割を、住民たちが持ち回りで行い、結果としてお互いのセックス事情を、事細かに把握しあっていたというのだから驚くばかりだ。
「うーん、正直なところ俺もあまり詳しいことはわからんのだけどもね、昔はさ、今よりも子づくりが重要な意味を持っていたからね。村全体でそういうことを把握して、子供が絶えず生まれる環境を作って、村が滅びないようにと考えていたんじゃないかなって思うよ」
当地におけるこうした奇妙な監視システムが生まれた背景について、そう推測する北條さん。無論、今となっては真相は定かではないものの、少なくとも当地においては、こうした奇妙な行為が長年にわたり受け継がれ、たった半世紀ほど前まで存在していたことは紛れもない事実。やはりいつの時代も、我々日本人の中には、何かにつけてはもっともらしい口実を見つけ、他人のプライバシーを知りたいという思いが存在していたのかもしれない。
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2024.10.02 20:00心霊互いのSEXを把握し合う村人たち…!! 西日本に実在した“奇妙な監視システム”の奥深き背景を取材!のページです。セックス、監視社会、プライバシー、西日本、村人などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで