イスラム過激派「悪魔祓い」儀式のヤバい実態とは!? 摂食障害から同性愛まで”解決”、しかし死亡事故も…!
タリバンによるカブール陥落と占拠、実効支配――余談を許さぬアフガニスタン情勢を全世界が固唾をのんで見守っている。女性は一人で外出することも学ぶこともできず、かつ、大衆文化や他宗教の文化遺産も破壊される、そんな時代の再来が懸念されているのだ。
すでに市民への発砲と殺害、芸能従事者への処刑なども報じられた。人類は、イスラム原理主義過激派の暴力を辞さない姿勢と、どのように向き合えばよいのか。大多数のムスリムが平和を愛する人々であったとしても、一部の狂信的テロリストらによって、その評価が地に落ちていることは否めない。また、イスラム過激派といえば「イスラム国」(ISIS)の活動もまだまだ看過できないが、この「イスラム国」には”悪魔祓い”を行う者たちもあるという。
過激で暴力的な存在とはいえ、彼らの理屈と思考回路をしっかり理解・分析することなしには、この混乱した時代を生き抜くことも、将来の平和を達成することもできない。以下、2014年11月の記事を再掲する。
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イスラム過激派は世界中でテロ計画を企ていることから、各国警察はテロ防止に神経をとがらせている。中でも移民にイスラム過激派の支持者が多いオーストラリアは、アメリカと並びテロの脅威にさらされている国家だ。そんな状況の中でISISへの支持を表明しているイスラム過激派の伝道者、ジュナイド・ソーンとアブ・ハムザが、オーストラリアの都市で悪魔祓いツアーを行うと発表した。彼らによるとオーストラリアの都市には多くの悪魔が住んでいるというが……。
■悪魔払いで摂食障害から同性愛も治癒
ソーンとハムザは、オーストラリアの各都市で「ジン(Jinns) 詳しい記事はコチラ」を取り除く方法について講演を行う予定だという。ジンはイスラム神話で魔神の総称で、コーランや他のイスラム教本にも良く登場する。ちなみに「アラジンと魔法のランプ」に登場した魔神もジンだ。
ハムザはレバノン系オーストラリア人で「ジン・バスター(悪魔払い)」を自称し、取りつかれた人間にイスラム教の経文を大声で唱えジンを取り除く。彼は夫婦関係や家族に関する問題、うつ病、同性愛、ドラッグ、アルコール等の問題、食欲不振、そして食べ過ぎ(!)までも彼の悪魔払いによって解決できると豪語する。そしてハムザはこう言う。「我々のイスラム教同胞に伝えたい。あなたの母親の名前を尋ねたり、あなたの着ている服や髪の毛を欲しいと言う人物がいたら、それは間違いなく悪魔だ」と。また、「身体を清潔に保たないとジンに入り込まれる」とも言う。
ソーンはイスラム教の母親とオーストラリア先住民アボリジニの父親を持ち、一時はサウジアラビアに住んだが、テロ行為の疑いで追放された。その後、ISISの支持を表明、オーストラリアに戻ってきた経歴を持つ。
■悪魔払いで死亡事故も
「悪魔祓い」と言えばキリスト教の儀式をイメージするが、イスラム教の悪魔払いは「ruqya」と呼ばれる儀式だ。この悪魔祓いは大声で経文を唱え続け、憑かれた者の身体から悪魔を除去するのが本来のやり方らしい。しかし2012年にベルギーと英国で、イスラム教の悪魔払いによって信者が死亡する事件が2件続き、欧米社会にショックを与えた。その儀式とは憑かれた信者を縛って殴りつけたり、絶食させたり、あるいは水責めで溺れさせるという方法で、日本の狐憑きを払うやり方と似ている。
ともあれ、ソーンとハムザはISISの支持者であり、かなりアブナイ人物であるといってもよいだろう。その人物が行う「悪魔払い」とは果たしてどんなものなのだろうか。彼らはこの悪魔払いのツアーは、「参加者にとって興味深く、利益をもたらす」ものだと断言している。まだその悪魔払いの講演日時、場所等は一切明かされて無いようだが、ただの宗教的集まりではない――と考えるのは、うがちすぎであろうか。
参考:「Daily Mail」ほか
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2024.10.02 20:00心霊イスラム過激派「悪魔祓い」儀式のヤバい実態とは!? 摂食障害から同性愛まで”解決”、しかし死亡事故も…!のページです。悪魔、同性愛、儀式、イスラム、美加 リッター、摂食障害などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで