【緊急・滅亡速報】9月11日と22日に危険な小惑星接近! 地球衝突で人類滅亡か

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画像は「Getty Images」より引用

 今月、「潜在的に危険」とされる3つの小惑星が、地球のごく近くを通過することが明らかになった。「Mysterious Universe」(9月10日付)によると、11日、22日にそれぞれ地球に最接近するという。

 11日は、小惑星「2021 PT」が地球から490万kmの距離まで接近する。直径は約137m。

 22日は、小惑星「2021 NY1」が地球から1,498,113kmの離れた場所を通過する。これは月から地球の距離の約4倍に相当する。この小惑星はNASAの「ジェット推進研究所(JPL)」により、「潜在的に危険な小惑星(PHA)」と「地球近傍天体(NEO)」の両方に分類されており、直径130~300mほどのサイズと見られている。次の再接近は2105年頃と予想されている。

 これらの小惑星は、宇宙規模で考えれば地球にかなり接近するものの、地球に衝突することはないと予想されているため、心配の必要はないだろう。

 とはいえ、万が一ということもある。もしこれらの小惑星が地球に衝突したら、どんな被害が想定されるのか? 1つのヒントになるのが、2013年にロシア・チェリャビンスクに落ちた隕石だろう。この隕石は直径わずか20mほどにもかかわらず、広島型原爆の30倍以上の威力を持っていたと計算されている。これが100mを超えてくると、都市1つが吹っ飛ぶほどの威力を持つだろう。

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 ちなみに小惑星が地球に衝突することが現時点で明らかになっても、人類にこれを回避する手段はない。NASAの惑星保護管であるリンゼイ・ジョンソン氏によると、地球との衝突軌道にある小惑星の軌道を変更する技術の開発には、まず軌道変更用の宇宙船を製作するのに数年、さらにそれを標的となる小惑星に到達させるのに数年かかるため、少なくとも10年前には衝突危険のある小惑星を検知しなくてはならないという。衝突が数日前に分かったところで、今の人類に成す術はほとんど残されていないのである。最後の悪あがきとして、SF映画『アルマゲドン』のように、核兵器で小惑星を爆破するという荒技もあるが、これが映画のようにうまくはいかないことが2019年の研究で判明している。隕石を首尾よく爆破粉砕できたとしても、重力によって欠片が再結集してしまうというのだ。

 2つの小惑星が予想通り地球に衝突しないことを祈ろう。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

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