UFO目撃・遭遇事件4選
■事例3:ルス・チュパチュパ事件
1977年、ブラジル・パラ州コラレスで無数のUFOが地元住民に目撃された。このUFOはただ姿を見せるだけでなく、光を発して住民を傷つけた。そこで住民は夜警団を組織し、火を焚き、花火を打ち上げた。こうすることでUFOを遠ざけることができると考えたからだ。それでもUFOによる被害は続き、住民の1人が空軍に救援依頼をしたことで、ブラジル空軍はホランダ・リマ大尉らを派遣し、「オペラサオン・プラート」を開始した。調査は4カ月間継続したが、怪しげな光が撮影されたほか異常はなかったと報告された。しかし、作戦終了後長い間沈黙を守ったホランダ大尉が、1997年のインタビューで真実の一部を語ったところによると、UFOが放つ光はただ住民を傷つけるだけでなく、おもに女性の血液を吸い取っていたという。住民はこの光を「チュパチュパ」と呼んでいたことから、この事件は「ルス・チュパチュパ」と呼ばれることが多い。ルスはポルトガル語で“光”、チュパはポルトガル語で“吸う”ことを意味する。チュパチュパに狙われた住民は10人、男性2人、女性8人だった。著名UFO研究家で物理学者のジャック・ヴァレ氏は、チュパチュパはUFOの放った光であり、住民が負った傷の状態はマイクロ波による傷に似ていると指摘。ホランダ大尉はインタビューの3か月後に不可解な死を遂げたが、当局に消されたと疑う声が今も根強い。
■事例4:パスカグーラ事件
事件は1973年10月11日の夜、米国ミシシッピ州パスカグーラで起こった。町の造船所に勤めるチャールズ・ヒクソン(当時42歳)とカルヴィン・パーカー(当時18歳)が、近くのパスカグーラ川で釣りをしていたところ、急に騒音が聞こえ、水面に青い光が反射したという。2人が振り返ると、背後には青い光を放つフットボールのような形のUFOが浮かんでいた。UFOは高さおよそ3m、横幅はおよそ9mほどで、地上から60cmくらいの高さを浮揚していたと報告されている。
UFOから3体のエイリアンが出てくると、2人は恐怖で凍りついた。エイリアンは身長150cmほどで、裂け目のような目と口があり、耳と鼻にはニンジンのような突起があったという。体はシワシワで全身が灰色、首はなく頭と胴体が直接くっついたような形状をしており、カニのハサミのような手を持っていた。
エイリアンたちはUFOと同じく浮遊して、怯える2人に近づき、捕まえてUFOへと連れ込んだ。チャールズによると、UFOの壁から巨大な目のようなものが現れ、彼の体を隅から隅まで観察するように動いていたという。その間、彼の体は全く動かなかったそうだ。十数分で二人は解放され、元いた場所に戻されていた。
事件から45年後、カルヴィンは当時の体験を綴った著書を出版した。事件当時から好奇の目や懐疑的な反対意見に晒され、沈黙を守り続けてきたカルヴィンだが、死期を悟ったことで自分が体験をしたことの意味を知りたいと思ったのだという。その思いは間違いなく本物だろう。またすでに亡くなったチャールズも自分の体験は真実だと最期まで訴えていた。きっと、チャールズもケルヴィンと同様の思いを抱いていたのだろう。
いかがだっただろうか? 以上4つの事件は数あるUFO事件の中でも確度の高い事件だとトカナは考えているが、地球外生命体や異星人の乗り物が存在し、地球に訪れていると完全に言い切ることはまだできない。求められているのは、こうした事件の科学的な検証だ。多くのUFO研究家や内部告発者らが口にしているように、UFOの目撃という科学的に説明が困難な事象の報告が無数にあるにもかかわらず、政府はそのことを嘲笑し、隠蔽してきたことが問題なのである。米国のみならず世界各国の政府が、全てのUFO情報を開示し、透明性のある科学的検証が行われることを願ってやまない。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊UFO目撃・遭遇事件4選のページです。アブダクション、ロズウェル事件、目撃、UAPなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで