外国人介護士による高齢者虐待事件発生! 監視カメラがとらえた鬼畜の所業、家族の悲痛な訴え=台湾
今月、岸田文雄政権下で外国人労働者の特定技能制度の見直しが検討されていることが報じられ、Twitterなどで話題となっている。特定技能制度は農業や製造業、介護、サービス業などの14業種で外国人を対象に就労資格を与える制度だが、多くの業種で5年が在留期限である。少子高齢化に伴う人手不足が深刻な現在、業種によってはこの在留期限の撤廃を求める声も多い。
しかし、安易に多数の外国人労働者を受け入れることは、移民を受け入れて行政負担増や治安悪化などの問題が発生した欧州諸国の二の舞になりかねないとの指摘もある。このことを考える上で参考となる事件を台湾紙「Taiwan News」「聯合新聞網」などが報じた。
台湾彰化県で今月15日、インドネシア人の女性介護労働者が台湾人の高齢女性を殴打している様子をとらえた監視カメラ映像が公開された。
李さん(65)の息子である曹さんは、脳卒中後の母親の身の回りの世話をしてもらうため、2019年にニーナを雇った。李さんらは当初、ニーナの働きぶりに満足していた。しかし、ここ数カ月で状況が大きく変わった。李さんの身体に5センチの深さの床ずれと耳のあざ、血腫が発見されたのだ。さらに、李さんは病気がちになったという。
ニーナによる虐待を疑った李さんの家族は、隠し監視カメラを設置した。そして今月5日、ニーナが李さんの頭を繰り返し殴り、髪をつかみ、激しく揺さぶる様子が撮影された。問題の映像は家族によって公開された。また、未公開の映像ではニーナが李さんに水を飲ませようとし、その多くを李さんの衣服にこぼす様子も確認されたという。曹さんによると、ニーナはその後、室温を20度に下げ、李さんを凍えさせて泣かせたという。
虐待に気付いた曹さんは警察に通報した。しかしニーナを斡旋した仲介業者は、起訴を取り下げ、移民労働者を雇用し続けることができるよう和解を求めてきた。曹さんは和解を受け入れることを拒否し、記者会見でニーナの行動を繰り返し非難するとともに家族への謝罪を要求。また、彰化県議会議員の豪陳情氏に連絡し、仲介業者側が十分な和解金を支払うか、これ以上の移民労働者を雇うことを禁止されるべきだと訴えた。
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2024.10.02 20:00心霊外国人介護士による高齢者虐待事件発生! 監視カメラがとらえた鬼畜の所業、家族の悲痛な訴え=台湾のページです。台湾、インドネシア、虐待、介護、移民、標葉実則、監視カメラ映像、岸田文雄などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで