石原慎太郎がUMAネッシーを探した本当の理由とは!? ウラを知る男が完全激白
今月1日、89歳で死去した元東京都知事で作家の石原慎太郎氏。生前は過激な発言でたびたび世間を騒がせてきた石原氏だが、それほど日本社会に強い影響力を持ち、誰もがその一挙一投足に注目していたことの証左だろう。そんな石原氏だが、実は三島由紀夫と共に「日本空飛ぶ円盤研究会」に所属したり、自ら先頭に立って「国際ネッシー探検隊」を組織してUMA捜索に力を注ぐなど、オカルト界の超重要人物でもあったことはあまり知られていない。そこで今回は、石原慎太郎氏のオカルトな一面を目の当たりにしてきた国際暗黒プロデューサー・康芳夫のインタビューをもう一度読み直し、故人の功績に思いを馳せようではないか。2015年8月4日の記事を再掲する。
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【国際暗黒プロデューサー康芳夫 インタビューシリーズ 第4回/全6回】
康芳夫は、本サイトのメインテーマのひとつである“オカルト”の分野においても、先駆者であった。
「オカルトいうものはね、立花隆くんの『臨死体験』ってわかる? 実は彼もオカルトの信奉者なんだよ。あまりおおっぴらに言わないだけで、あれはギリギリのところを突いている。彼の臨死体験をオカルトと言うかどうかで判断が分かれるよね。僕が思うに、別にオカルトが悪いってことは全然ないんですよ。干からびた市民社会の潤滑油になってると思いますしね。全然オカルトの連中をおかしいだなんて思ってことは一度もない。ただ、商売に利用してる人たちはいる。そいつらは、もう下等だよね」
そういいながら多くのオカルト仕事を残している康芳夫。代表的なオカルトワークといえば、1973年に石原慎太郎前東京都知事を隊長に結成された、国際ネッシー探検隊であろう。
■石原慎太郎とネッシーを探して
「慎太郎さんも先日脳梗塞で倒れちゃいましたね。僕はブログに“もう一回ネッシー行こうよ”って書いておきましたけど、あの企画をやっていたのは彼が40歳、僕が35歳の頃だったからね。知り合ったのは大学時代だったけど、彼は芥川賞獲った頃だったな、まだ石原裕次郎の“い”の字も出てこなかった頃(笑)。もちろん慎太郎は一躍有名になってました。彼とはいろいろケンカしたり大変だったけど、50年来の仲ですよね」
――元々なぜ彼とネッシーが結び付いたんですか?
「僕が企画委員長をしていた東京大学5月祭で知り合って仲良くなって、そこで谷川俊太郎、岡本太郎と慎太郎の座談会をやったりしたんですよ。ネッシーを始めたのはボクシングの後(アリ戦)ですよ。最初は小松左京さんっていうSF作家さんが隊長をやるって話だったんだけど、慎太郎がそれをどかして隊長になったんです。でも彼はその時参議院の国会議員だったんですよ。それで非難を浴びてね……。
なにしろ、当時英国はネッシーを“Saint Animal”だって崇めていたもの。それをね、“日本人が金に飽かして乗り込んでくる。しかも総大将は国会議員だ”っていうことが問題になってね(笑)。日本では朝日新聞に大々的に載ったかな。とにかく国内外で大いに叩かれましたよ。僕はまだ若かったからよかったけど、慎太郎は“いやしくも国会議員がなんでネス湖に?”って言われてたからね。小松さんは“だから僕を隊長にしておけばよかったのに”って言ってましたけどね。そういうことで1年半くらいいましたけどね。慎太郎さんはもちろん1回来ただけで、それでも2週間くらいいましたけどね」
――康さんは行ったっきりだったんですか?
「そうです、まぁ、凄いとこですよ。嵐が丘の舞台になったところなんですけどね、まぁ荒涼たるところで。英国、しかもスコットランドだから食べ物は不味いし、ウィスキーは美味いんだけど、僕は飲まないし。あと至るところに精神病院の隔離病棟があるしね。たまたま僕の連れがロンドンでレストランやってたから週末に行ったりできたからよかったですけど、隊員が15~16人はいたんですが、まあ退屈でね」
――そんな人数で1年半滞在というと、予算がかなりかかりそうですが……。
「福田赳夫(第67代総理大臣)さんってわかる? その時は川内康範も立ち会ったんだけど、彼がある料亭でいろんなスポンサーを紹介してくれたんですよ。なぜ彼が乗ったかっていうとね、彼は“大蔵省始まって以来の大秀才”と呼ばれた男で、20歳の前半でロンドンの駐英大使館に財務官として派遣されていたんです。その時に最初のネッシーが出てきたんです。あの有名な写真が(前ページ画像)。誰も見たわけではないですから。それで彼は、すっかりネッシーに興味持ってたんだね」
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2024.10.02 20:00心霊石原慎太郎がUMAネッシーを探した本当の理由とは!? ウラを知る男が完全激白のページです。石原慎太郎、ネッシー、康芳夫、国会議員などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで