フセインの血液27リットルで書かれた「ブラッド・コーラン」とは!? 完全に封印された恐怖の“置き土産”
イラク統治評議会の議長であるアフマド・チャラビ氏は、彼に関係するものは何でも破棄しなければならないと主張している。
「これはイラク国民の精神にとって非常に破壊的なものです。全体主義と悪を体現する人物の理想が招いた結果を明確に思い出させるものです。彼はイラクに何ももたらさなかった。祝う価値がありませんし、ここから受け取れる美学もない。排除されるべきです」(アフマド・チャラビ氏)
一方、ヌーリー・マーリキー元首相のスポークスマンであるアリ・アル・ムサウィ氏は、次のように述べている。
「これは彼について多くを語っています。イラク人は見たくないでしょうから、決して博物館に入れられるべきではありません。しかし将来的には、ヒトラー政権とスターリン政権の遺物を展示するような私立博物館に寄贈できるかもしれません」(アリ・アル・ムサウィ氏)
ブラッド・コーランを聖典と認めずに廃棄すべきだとするチャラビ氏と異なり、ムサウィ氏はこの写本はフセインの残虐行為とその時代を記録するものとして保管されるべきだと主張している。
物好きな篤志家によって設立されるかもしれない“独裁政権博物館”のような施設に、このブラッド・コーランが収められる日が来るのだろうか。私人に渡って“秘宝”的な価値が高まってしまう可能性も問題となるかもしれない。
参考:「Ancient Origins」、「Daily Mail」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊フセインの血液27リットルで書かれた「ブラッド・コーラン」とは!? 完全に封印された恐怖の“置き土産”のページです。イスラム教、独裁者、イラク、サダム・フセイン、ブラッド・コーラン、聖典などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで