航空業界に囁かれる都市伝説「7の呪い」とは? 偶然とは思えない恐怖の過去が…!

 ラッキー7という言葉もあるように、数字の「7」は現代では多くの文化圏で「幸運の数字」とされる事が多い。しかし、ある分野では「777」は呪いの数字と言われているとか。

 その分野とは航空分野。旅客機のボーイング777型機は何かにつけ不幸な事故がつきまとっているため、「7の呪い」という不気味な噂が囁かれているのだ。

 2013年7月7日、韓国のインチョン国際空港を離陸したボーイング社のアシアナ航空214便がサンフランシスコ国際空港に不時着、炎上して2人が死亡し182人が負傷する事故が発生した。1995年にボーイング777型機が就航して以来、初めての死亡事故だった。

 この便には韓国人が77人、中国と日本から142人(1+4+2=7になる)、米国から61人(6+1=7)、乗務員16人(1+6=7)が搭乗していた。さらに便名214も足し合わせると7になることをメディアが発見。さらにロシアの通信社RIAノーボスチは、パイロットがこのボーイング777で合計43時間飛行したイ・ガングク氏(43歳)だったことに注目。ここでも4+3=7の数字が登場すると話題になった。こうしてボーイング777型機初の墜落事故は、「7の呪い」によるものではないかという噂がネットやSNS上で囁かれるようになったのだ。

 ちなみに事件発生当時は、多くの人からこの噂について「無責任な噂が広まるのは不謹慎であり、不安を煽るのは良くない」という声や「所詮偶然にすぎない」という指摘が多かった事も付け加えておきたい。その後の調査で、事故は乗務員の最終進入時の操作ミスが原因であり、ボーイング社の複雑な飛行制御システムに関する資料の不備やアシアナ航空のパイロット訓練の不備が原因であるという結果が出ている。事件が風化するとともに、奇妙な数字の一致がクローズアップされるようになり、今では都市伝説として定着したようだ。

参考:「DAILY STAR」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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