宿題ナシで「大学合格率98%」 ゲイツも絶賛する学費無料の公立校とは?
■テクノロジー業界からの賞賛を集める
各生徒には授業とは別に「メンター」が割り当てられ、学業のキャリアを通じて学生を継続的にサポートしている。タヴァナー氏によると、メンタリングは生徒の帰属意識と卒業後の成功に繋がることがわかっているという。
同校での教育の基盤となるのは、教育の長い旅において生徒に学習方法と自律性を与えることである。そのため授業で課される宿題は一切ないということだ。
「子どもたちに責任を与えると、子どもたちは自分のしていることに何か意味があり、それが信頼でき、説明責任があり、そのすべてが成長につながることを実際に知るので、自己投資するようになります」(レット氏)
同校の10校の西海岸キャンパスは、テクノロジー業界から賞賛を集め、あのビル・ゲイツも絶賛。タヴァナー氏はカーネギー教育振興財団の理事会のメンバーに選ばれている。ちなみに同校は公立のチャータースクールであり学費は無料で入学者を随時募集している。
同校の教育へのアプローチはすべての生徒に適しているとは限らないが、それは問題ないとタヴァナー氏は説明する。彼女は学習へのアプローチがすべての生徒に全面的に適用できるかどうかを尋ねるのは正しい質問ではないという。
「私たちが自分自身に問うべき質問は、何をするのか? 誰のために? どんな状況で? そしてこれら3つの質問を実際に個々の生徒に尋ねることです」(タヴァナー氏)
息子に家庭料理を教えることから端を発したタヴァナー氏の自主性を重んじた「サミット・パブリック・スクール」の教育法に各界から熱い視線が注がれているようだ。
参考:「Big Think」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊宿題ナシで「大学合格率98%」 ゲイツも絶賛する学費無料の公立校とは?のページです。学校、教育法、メンター、進学率などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで