世界線がシフトする「量子的不死」とは? 目覚めたら“少しだけ違う世界”にいた女性
原因不明の事故に遭い、死ぬはずだったのに、偶然の幸運でなんとか生き延びたことがあるだろうか?
もしそんな経験があるなら、ここに一つの可能性がある。あなたは別の時間軸で確かに死んだが、あなたの意識は別の現実で続いていたのだ。
この「量子的不死」というテーマは、1980年代後半に思考実験として始まり、その後、物理学者で宇宙学者のマックス・テグマークによってより本格的に研究されるようになった。
量子的不死が事実ならば、私たちは一生の間に何度も死ぬ可能性がある。そのたびに、私たちの意識は、死んだときの時間軸に最も近い時間軸に移動していくことになる。
量子的不死を経験したRedditユーザー「ConcertSufficient966」の体験談は示唆的だ。彼女を仮にジェーンと呼ぼう。
ある日、当時にパーティーを控えていたジェーンは友人からメッセージを受け取った。彼女の友人が片思いの男の子をパーティーに誘ったら、めでたくOKの返事をもらい、一緒にパーティーに行くことになったのだ。
そのメッセージを受け取った直後、ジェーンの弟が部屋に入って来て、「友達の家まで車で送って欲しい」と頼み来た。ジェーンはそれを承諾し、パーティーの身支度のため、バスルームに向かった。
「シャワーを浴びて髪を洗おうとしたら、コンディショナーがなくなっていることに気づいたんです。数日前に買ったばかりで、しかも高価なブランド品でした。妹はいつも私のものを使い切るので、妹が使い切ったのだと思い、怒ったのを覚えています。また、お風呂も荒らされていて、水滴はそこら中に、汚れたタオルは床に置かれたままでした」(ジェーン)
怒り心頭のジェーンは勢いよくバスルームを飛び出したが、ここで思わぬ事故に見舞われた。
「心底頭にきて、妹を叱りつけてコンディショナーを取りに行こうと思い、シャワーから出ようとしたんです。しかし、シャワーの底に敷いてある滑り止めマットがめくれ上がっていることに気づいたんです。うちのバスタブは滑り止めがないと非常に滑りやすいんです」(同)
足を滑らせたジェーンは、首をバスタブのふちに勢いよく叩きつけてしまった。頭の中で時間の流れが遅くなったように感じ、『うわ、こうやって死ぬのか。なんてバカなんだ』と思ったと彼女はハッキリと覚えているという。
しかし、事態は思いもよらない展開をみせる。
「衝撃を感じた瞬間、私はハッと目を覚ました。ベッドに戻っていたのです。バカみたいで安っぽい、ネットフリックスの番組みたいな話ですが、こう説明するしかありません」(同)
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2024.10.02 20:00心霊世界線がシフトする「量子的不死」とは? 目覚めたら“少しだけ違う世界”にいた女性のページです。量子、体験談、不死、時間軸などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで