強烈な顔面タトゥーを入れた女性が除去を決意! SNSで苦しみを伝える「他人の言いなりになるな!」

 過激な顔面タトゥーでネットを騒然とさせた女性がタトゥーを除去することを決意した。

 米オハイオ州出身のアリッサ・ゼブラスキーさん(31)は、2018年に当時付き合っていたボーイフレンドから『一緒にいたいなら顔にタトゥーを入れろ』と言われ、死者の日のタトゥーを顔に入れたという。

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逮捕時のマグショット(画像は「Daily Star」より)

 ハロウィーンでも見られるようになったが、メキシコの伝統文化である死者の日(11月2日)には、顔にガイコツをイメージしたメイクを施すことがある。それをタトゥーとして彫ってしまったというのだ。

 同年末、ゼブラスキーさんは万引きと薬物関連の容疑で逮捕されたのだが、その際に撮影されたマグショット写真があまりに衝撃的だとして、瞬く間にネット上で話題になった。

 現在、彼女は薬物中毒から回復中で、薬物による「トラウマ」を常に思い出させるという理由から、顔の死者の日タトゥーを取り除くことを決意。自身のTikTokアカウントで「除去の旅」を記録し、彼女が経験した痛みをフォロワーに伝え、その劇的な変化の画像を公開している。

 ゼブラスキーさんは、元囚人や元ギャングなどに対して無料のタトゥー除去を提供している「INK-nitiative」の助けを借りて、タトゥーのレーザー除去を受けているという。

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タトゥーを入れる前のゼブラスキーさん(画像は「@spiritualunicorn216 (TikTok)」より)

 2019年10月に除去プロセスを開始し、当初は顔からインクを取り除くために20分のセッションが十数回必要だと言われた。これまでに彼女は、顎の黒い輪郭をモチーフにした顔のタトゥーの下部分のほとんどを除去し、額にある蜘蛛の巣状のタトゥーも薄くなってきている。

 次は、真っ黒なインクと赤い丸で覆われた瞼と目の周りのタトゥーを除去する予定とのことだが、この手術は最も難しいもので、ゼブラスキーさんは手術がうまくいかなければ失明する危険性があるそうだ。

「医師が説明してくれたのですが、眼球シールドは目を覆ってくれるのですが、もしレーザーがシールドに当たらず、骨とシールドの間に入って目の奥に当たったら、失明する可能性があるそうです」(同)

 だが、痛みやリスクを承知の上で、彼女はタトゥーの除去を続ける決意を固めている。今はただ「普通の人」のように見えることを望んでいるそうだ。

「お店に入ると、みんなが私をじっと見てきます。私は普通の人と同じように見られたいんです。他の人と同じように生活しているし、仕事をしていて、ボーイフレンドもいて、友達もいて、ご飯も作っています。誰かにじっと見られるということ以外は、ごく普通の生活をしているんです」(同)

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タトゥーを入れた後のゼブラスキーさん(画像は「@spiritualunicorn216 (TikTok)」より)

 また、SNSを通じて自身の苦境を伝えている理由を次のように語っている。

「私のストーリーは、ドラッグをするなということや顔にタトゥーを入れるなということよりも、自分より他人を優先させるな、誰かに操られて本当はやりたくないことをやるな、ということです」(同)

 TOCANAでも報じてきたように顔のみならず全身にタトゥーを入れている人は世界中に存在する。ただ、彼らが口を揃えて言うのは、そうすることで以前よりも自分らしく生きることができる、ということだ。他人に言われたからではなく、自分の意志で行っているから、ポジティブな結果を生んでいるのだろう。ゼブラスキーさんの言葉には普遍的な教訓が含まれていると言えそうだ。

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 今後、彼女のタトゥー除去が順調に進み、平穏な生活を取り戻すことを心から祈りたい。

参考:「Daily Star」ほか

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文=S・マスカラス(TOCANA編集部)

3代目TOCANA編集長
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